東京フィルハーモニー交響楽団は、1月18日(土)に、事業提携都市である新潟県長岡市にて、首席指揮者アンドレア・バッティストーニ氏のもと、マーラー「交響曲第7番・夜の歌」を演奏する。
同演奏はバッティストーニ氏にとって、トリノ王立歌劇場の音楽監督に就任後初来日の演奏会で、11月定期演奏会で満席の大喝采を浴びた再演となる。
名門歌劇場音楽監督就任後初来日の演奏会
今年1月から、イタリアの歴史ある名門歌劇場・トリノ王立歌劇場の音楽監督就任が報じられ、世界中を騒がせたマエストロ、バッティストーニ氏。
その就任後、初の来日で長岡市を訪れ、2024年11月の定期演奏会で満席の大喝采を浴びた「マーラー第7番・夜の歌」を再演する。
オペラ指揮者でもあったロマン主義の作曲家マーラーの大規模な管弦楽を歌心とともに統率するバッティストーニ氏の手腕を、首席指揮者就任から10年を迎えた東京フィルハーモニー交響楽団との関係の深まりを感じながら堪能できる、印象深い演奏会となるに違いない。
同世代で最も重要な指揮者とされるバッティストーニ氏
1987年ヴェローナ生まれのバッティストーニ氏は、同世代で最も重要な指揮者の一人と評されている。ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場の首席客演指揮者や、東京フィルハーモニー交響楽団首席指揮者に就任。そして今年1月よりトリノ王立歌劇場音楽監督と、名門歌劇場や楽団で華々しい活躍を見せている。
「ナブッコ」「リゴレット」「蝶々夫人」、グランドオペラ共同制作「アイーダ」の他、ローマ三部作「展覧会の絵」など数多くの管弦楽プログラムで東京フィルを指揮。また、コンサート形式オペラ「トゥーランドット」「イリス(あやめ」「メフィストーフェレ」で批評家、聴衆の双方から音楽界を牽引するスターとしての評価を得た。
スカラ座、フェニーチェ劇場、英国ロイヤル・オペラなど世界の主要歌劇場・オーケストラと共演も重ねている。
近年、東京フィルとの録音「ドヴォルザーク新世界&伊福部作品」の欧米盤が欧州の権威ある賞の一つ「OPUS KLASSIK 2021」交響曲部門を受賞した。
数々の受賞歴を持つ古い歴史と伝統を誇る東京フィル
1911年に創立した日本で最も古い歴史と伝統を誇る、東京フィルハーモニー交響楽団。約160名のメンバーをもち、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。
Bunkamuraオーチャードホール、東京オペラシティ コンサートホール、サントリーホールでの定期演奏会や「渋谷/平日/休日の午後のコンサート」「ハートフルコンサート」「ニューイヤーコンサート」「第九特別演奏会」など、クラシック音楽を広く普及させる自主公演の他、新国立劇場のレギュラーオーケストラとしてオペラ・バレエ演奏を展開している。
1989年にはプロのオーケストラとして、Bunkamuraオーチャードホールと日本で初めてのフランチャイズ契約を締結。また、新潟県長岡市および長岡市芸術文化振興財団、東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町と事業提携を結び、創造的な文化交流を行っている。
卓越したマエストロと東京フィルが届ける「夜の歌」。ファンならずとも、匠が放つ音の饗宴を堪能しに、長岡に足を運んでみたい。
アンドレア・バッティストーニ氏 マーラー「交響曲第7番・夜の歌」長岡公演
公演日時:1月18日(土)14時開演
会場:長岡市立劇場
所在地:新潟県長岡市幸町2-1-2
料⾦:S席 5,000円・A席 3,000円 ※税込・全席指定
公式サイト:https://www.tpo.or.jp/concert/20250118-01.php
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000053202.html
(高野晃彰)