山崎夢舟氏による、蒔絵の技法を駆使した漆芸の真髄!石川県「加賀依緑園」で開催する個展

石川県・山中温泉の文化観光施設「加賀依緑園(かがいりょくえん)」では、2年連続で農林水産大臣賞を受賞した漆芸作家・山崎夢舟(むしゅう)氏の国内初個展「山崎夢舟展 -至高漆芸のあゆみ-」を開催。

開催期間は、11月2日(土)から12月8日(日)まで。11月2日(土)~4日(月・祝)には、山崎氏によるギャラリートークと作品解説も実施する。

歴史と自然が織りなす、新たな文化観光拠点

「加賀依緑園」は、昭和天皇や吉田茂元首相をはじめとする歴史的要人が滞在した由緒ある別荘を大規模に改修し、2024年4月に新たな文化観光施設として生まれ変わった。

約800年の歴史を誇る建物は、伝統的な和風建築技術を駆使して、歴史的な価値や趣をそのままに、往時の姿を色濃く残しながら丁寧に修復された。

同館内では、地元作家による伝統工芸品の展示や販売が行われており、地域の文化と技術に触れる場として、訪れる人々に新たな発見と出会いを提供している。

伝統的な蒔絵の技法を駆使した漆芸作品が一堂に

「山崎夢舟展 -至高漆芸のあゆみ-」は、伝統的な「蒔絵」の技法を駆使した山崎夢舟氏の漆芸作品が一堂に会する展示会だ。

また、制作に2年をかけた山崎氏の大型作品が加賀温泉駅に収蔵され、12月1日(日)に一般公開されることを記念する祝賀展でもある。

世界的にも高く評価される山崎氏の漆芸

「蒔絵」とは、漆で描いた模様に金や銀の粉をまいて定着させる技法で、繊細かつ輝きのある美しさが特徴。山崎氏は、この技術を器のみならず超高級品の万年筆や腕時計の文字盤にまで応用し、卓越した美を創り出している。

加賀市山中温泉の工房を拠点に活動する山崎氏は、国内外で実演や展示を行っている。アメリカの「ハーバード美術館」といった数々の美術館に作品が収蔵されており、国際的に高い評価を受けている漆芸作家だ。

石川県伝統産業技能奨励賞や農林水産大臣賞、国際漆展での審査員特別賞など、多くの受賞歴がその功績を証明している。今回の展示会では、山崎氏の漆芸作家としての軌跡を、過去作から最新作まで幅広い作品とともに楽しめる。

また、展示作品の一部は購入も可能だ。

作家本人によるギャラリートークと作品解説

同展会期中の11月2日(土)から4日(月・祝)には、山崎氏自身によるギャラリートークと作品解説も開催する予定だ。

作品制作に込められた想いや、緻密な「蒔絵」技法の背景について直接語られる特別な機会となっている。

制作に多大な時間を要する、山崎夢舟氏の蒔絵作品が鑑賞できる貴重な機会だ。

山崎夢舟展 -至高漆芸のあゆみ-
開催期間:11月2日(日)~12月8日(日)
会場:加賀依緑園(エントランスホールおよび御殿)
所在地:石川県加賀市山中温泉南町口87-1
開催時間:10:00~18:00(最終入場17:30)
定休日:木曜
入場料:600円

山崎夢舟氏 ギャラリートーク/作品解説
開催期間:11月2日(土)~4日(月・祝)
会場:加賀依緑園
開催時間:11:00~12:00、14:00~15:00(各日二部制)
参加方法:予約不要。当日、開始時間までにエントランスロビーに集合
加賀依緑園公式Instagram:https://www.instagram.com/kaga_iryokuen

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000151077.html

(田原昌)