生産の際の廃棄量削減の共同プロジェクトに取り組んでいたファッションブランド「Ron Herman(ロンハーマン)」が、その成果ともいえるコレクションを10月9日(水)に発売した。
同コレクションでは、AIを使った服作りで話題のSynflux(シンフラックス)社とコラボ。男心をくすぐるミリタリーウェアが、最先端テクノロジーによって生まれ変わった。
15~30%の廃棄を削減し、サステナビリティを体現
Synflux社が開発した「Algorithmic Couture(アルゴリズミック・クチュール)」は、AIや3D技術を駆使し、服作りにおける素材の廃棄を最小限に抑えるという革新的なデザインシステムだ。どうしても生地を無駄にしてしまう部分があった従来の服作りに対し、Synflux社はデジタルの力でその常識を覆そうとしている。
今回のコラボレーションでは、ロンハーマンのミリタリーアイテムを「Algorithmic Couture」を用いてデザイン。シャツ、ジャケット、パンツが、環境にも配慮した未来の服として生まれ変わった。
従来の製造過程で15~30%発生していたという廃棄率を大幅に削減しながらも、ロンハーマンらしい洗練されたデザインはそのままに、袖を通すだけで未来を感じさせるコレクションに仕上がっている。
ロンハーマンが示す次世代の服作り
「FASHION FOR THE PLANET/惑星のためのファッション」をミッションに掲げるSynflux社は、2019年の創業以来、アパレル業界が抱える環境問題に真正面から向き合ってきた。
機械学習や3Dシミュレーション、アルゴリズミックデザインなどを駆使し、持続可能なファッションの未来を目指している。2020年にはH&M財団グローバルチェンジアワード・アーリー・バード特別賞、2023年には第41回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞を受賞するなど、その技術とビジョンは国内外で高く評価されている。
環境問題への意識が高まる中、ファッション業界も大きな転換期を迎えている。大量生産、大量消費の時代は終わりを告げ、地球にも人にも優しいサステナビリティが求められているのだ。今回のコラボレーションは、まさにその未来への扉を開く希望に満ちた試みといえるだろう。
クローゼットに眠るお気に入りのミリタリーウェアを眺めながら、次世代の服作りについて思いを馳せてみるのも悪くない。
ロンハーマン×Synflux社コラボコレクション
販売店舗:ロンハーマン各店舗(千駄ヶ谷店、二子玉川店、神戸店、有楽町店、辻堂店、六本木店、大阪店、名古屋店、福岡店、京都店、逗子店、横浜店、仙台店、公式オンラインストア)
ロンハーマン公式オンラインストア:https://ronherman.jp/item
Synflux社公式サイト:https://www.synflux.io/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000080230.html
(akihiro takeji)