英国の高級スポーツカーブランド「アストンマーティン」が、創立110周年を記念したハイパースポーツ「Valour(ヴァラー)」を世界初公開した。
内燃エンジン時代の最後を飾る同モデルは、大排気量の5.2リッターV12ツインターボに6速マニュアルトランスミッションを搭載。最高出力715ps/最大トルク753Nmという猛烈なパワーや重厚かつエキサイティングな咆哮は、エンスー達のハートを鷲づかみするだろう。
また、生産台数は全世界110台に限定され、希少価値の高いコレクターズアイテムとしても注目される。
アストンマーティン史上最高のドライバーズカー
輝かしい伝統と最新テクノロジーを融合した同モデルは、アストンマーティン史上最高のドライバーズカーとして開発。V12ツインターボとマニュアルトランスミッションはその象徴で、スリリングな走りと操る歓びを骨の髄まで味わわせてくれる。
フルカーボンファイバー製のボディワークは、同ブランドの現代的なデザイン言語と、1970年の「V8ヴァンテージ」やル・マン24時間のレースカーといった過去のマッスルカーからヒントを得たエレメントを融合。彫刻的かつ筋肉質なフォルムは、どの角度から見てもパワフルだ。
V12ツインターボエンジンは、大きなU字形ベントとふたつの「NACAダクト」を設けたクラムシェルボンネットの中で鎮座し、ドライバーの“鞭”に力強く反応する。
あえてメカニズムを露出させたシフトレバーに注目!
2人乗りのコックピットでは、操る歓びを増幅するべく、あえてメカニズムを露出させたシフトレバーに注目したい。また、シフトレバーのノブは、機械加工されたアルミニウム、チタニウム、カーボンファイバー、ウォールナットから好みで選択できるという。
ドライブモードは、「Sport」「Sport+」「Track」の3種類。機械式リミテッドスリップ・ディファレンシャルは、最新デバイスのサポートを受けながらドライバーとクルマの一体感を高め、アナログ的なドライビングの楽しさを強化する。
最初の納車は、2023年の第4四半期にスタート予定。日本への導入時期や価格は現時点で不明だが、「Valour」がまとう内燃エンジンや走りへの情熱は、すでに届いているように感じられる。
アストンマーティン Valour
公式サイト:https://www.astonmartin.com/ja/models/valour
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000121164.html
(zlatan)