場所にとらわれない働き方を提案する「NOMADPro CANTER(ノマドプロ キャンター)」を、Dream Drive(ドリームドライブ)社と三菱ふそうトラック・バス社が共同で開発。
仕事に集中できるような工夫はもちろん、ドライブ時、就寝時にも快適に過ごせるように設計した、貨物トラックのキャンピングカーだ。
三菱ふそうのキャンターが“動く仕事場”に
突如おとずれた新型コロナウイルス感染拡大の影響により、旅行のみならず移動の在り方さえ見直されている。
ドリームドライブ社は、三菱ふそう社発案によるリモートワークの新しいスタイルを具体化するコンセプト車両「NOMADPro CANTER」に対して、貨物トラックを“動く仕事場”に架装を行った。
日本の伝統的なデザインの知恵を活かし、小型トラックキャンターをベースにした「NOMADPro CANTER」プロトタイプは、場所にとらわれることなく自由な働き方を提案する。
機能性とデザインへのアプローチ
NOMADPro(ノマドプロ)のコンセプトは、自然の持つ癒しの力を車両の機能とデザインに取り入れること。キャンピングカー製造で培った応用力を活かし、家具には木口に綺麗な積層がでるシナ材を使用。どこにいても自然を感じられるようなデザインにするため、材料は質の良い木材を厳選し使用している。
NOMADProのコンセプトである自然の持つ癒しの力を車両の機能とデザインに取りれたいとの要望から、キッチンには分厚い無垢のウォールナット材を採用した。
昼から夜まで快適に
さらに、ノマドプロは車内のスペースを最大限に活用出来るように、ドライブモード、オフィスモード、就寝モードの3モードに展開できる。
オフィスモードは、しっかり仕事に集中できるようにデュアルモニター設計。テーブルとベンチはキャビネット内に収納可能となっている。キッチンはシンク、IHクッキングヒーター付きで調理も可能に。そして車内の角には木製のドアで仕切るプライベートシャワールームも施行した。
貨物ボディー特有の全開できるウイングを広げれば、すぐにデッキに早変わり。
ベッドの展開方法はさまざまな車両を手がけてきた経験から、座椅子の下に収納するスタイルで施工。
就寝時には折りたたみ式ベッドを取り出し、ベッドモードに展開できる。車内が柔らかいLED照明に照らされて心地よいベッドルームに変わる。
まさに、働く場所を自由に選択できる、時代に寄り添うキャンピングカーの完成だ。
Dream Drive公式サイト:https://www.dreamdrive.life/jp/
(hachi)