<東京・人形町>天井高約5メートルの圧巻のスペース!現代アートの<タグボート>新ギャラリーがオープン

アジア最大級のオンラインギャラリーを運営するタグボート社が、2月10日(金)、東京・中央区の人形町に新ギャラリーをオープンする。

また、ギャラリーオープンに先駆けて1月16日(月)に本社も移転、オフィスとギャラリーが併設された新たなアートスポットが人形町に誕生する。

今までのギャラリーではできなかった大空間を用いた展示

古き良き文化だけでなく、注目の新しいカフェやショップも多く見受けられる人形町に誕生する新ギャラリーの天井高は約5メートル。そして広さはオフィスとギャラリー合わせて230平方メートルという圧巻のスペースだ。

同社は、今までのギャラリーではできなかった大空間を用いた展示で、新しい驚きや発見を届けていくという。なお、2月10日(金)18時よりオープニングレセプションも行う予定。入場料無料、予約不要で誰でも入場できる。

2月10日(金)〜2月25日(土)に行われるこけら落としは、小野海氏と三塚新司氏の二人展「curve」に決定。小野海氏は、アクリル毛糸を使った作品〈Prism Series〉のうち、在学時の卒業制作展で発表した高さ約270センチメートルの巨大な彫刻作品〈Prism-Aureola〉を展示する。

そして三塚新司氏は、2022年に岡本太郎現代芸術賞展 岡本敏子賞およびオーディエンス賞を受賞した「Slapstick(スラップスティック)」を展示する。高さ約250センチメートル、幅約650センチメートルの巨大なバナナの作品だ。

SNS・メディア社会における彫刻新たな可能性を追う小野海氏

小野氏は1995年兵庫県生まれ、2022年東京藝術大学大学院彫刻専攻修了。高校在学時から石膏、テラコッタ、FRP、紙など作品ごとのテーマに合わせた様々な素材を使って彫刻を制作。日常生活の中で自然と人が交わる瞬間に着目した巨大な彫刻で、大学院修了制作である〈Prism-Aureola〉などを制作してきた。SNS・メディア社会における彫刻の新たな可能性を、自然科学の観点や錯視効果などを用いながら研究している。

サーフボード製作技法を応用する三塚新司氏

三塚氏は1974年生まれ。高校卒業後、スキーパトロール、ライフガード、メッセンジャーなどの職を経て、1999年東京芸術大学先端芸術表現科に油絵科受験にて入学。在学中より子供番組の放送作家として映像関係の仕事に関わる。その後、雑誌編集者、テレビ局ディレクターを経て、2016年に千葉県鴨川市に工房を設け、サーフボード製作技法を応用した作品制作を始める。

展示第二弾は友沢こたお氏、第三弾は石川美奈子氏

なお、3月3日(金)〜3月11日(土)の、展示第二弾は友沢こたお氏、3月17日(金)〜4月1日(土)の第三弾は石川美奈子氏にそれぞれ決定している。

友沢氏は東京藝術大学美術学部絵画学科油画専攻で学び、スライム状の物質と有機的なモチーフが絡み合う独特な人物画を描く。2019年度久米賞受賞、2021年度上野芸友賞受賞と早くから注目され、様々な注目スポットで個展を開催し、多くの人が足を運んでいる。

石川氏は1本の細いアクリルで描かれた美しいグラデーションが話題となり、新作待ちをする人も多くいる注目作家。誰も真似できない唯一無二の作品を生で鑑賞してみよう。

巨大スペースだからこその迫力の展示を、会場で体感したい。

タグボート・ギャラリー
所在地:東京都中央区日本橋富沢町7-1 ザ・パークレックス人形町1階
開廊時間:11時~19時
休廊日:日・月・祝
公式サイト:https://www.tagboat.com/

(suzuki)