3年ぶりの日本公演!本格派クリスマスショー『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド2022』

2016年から“渋谷で楽しむクリスマス”として上演を続ける『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』。

コロナ禍での中断を経て、3年ぶりとなる来日公演が、渋谷ヒカリエ11階の「東急シアターオーブ」にて12月25日(日)まで上演されている。今回、開幕レポートと舞台写真が到着したので併せて紹介しよう。

大切な人と観たい「ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド2022」

イルミネーションが輝く12月。一時は中止を余儀なくされていたライトアップが今年は復活し、街を歩けばあちこちで華やかな光景を目にできる。

そしてこの時季の風物詩といえば、忘れてはならないのが「ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド」。2016年から上演されていた本格クリスマスショーが3年ぶりに日本に帰ってきた。

誰もが知るクリスマスソングがラインアップ

幕が開くと、結晶がキラキラ輝く雪の世界。真っ白な衣裳に身を包んだ6人のシンガーとダンサーたちが「レット・イット・スノー」「ジングル・ベル」「赤鼻のトナカイ」などを披露する。

ステージにそびえ立つ巨大なツリーの前での長いラインダンスは、ニューヨークのラジオシティで毎年上演される『スペクタキュラー・クリスマス』を彷彿させる。サンタクロースも登場し、パワフルに歌って踊って大忙し。そのうち場面はサンタのおもちゃ工場へ。

おもちゃがどんどん作られ、プレゼントが準備される様子は、クリスマスへの期待を一層盛り上げる。

「さやかに星はきらめき(O Holy Night)」では、ペアのフィギュアスケーターによるリフトやスピン、スパイラルなど幻想的なパフォーマンスが繰り広げられる。そこから「アメージング・グレース」「ジョイフル・ジョイフル」と続き、エネルギッシュなゴスペルに。

2幕はステンドグラスで彩られたクリスマスタウンから。「もろびとこぞりて」「まきびとひつじを」など讃美歌のハーモニーが心に響く。そこから徐々にアップテンポな曲へ。

6人のシンガーは全員歌が素晴らしく、それぞれ個性豊かな美声で聴き応えたっぷりだ。伝統的なクリスマス曲から、「アナと雪の女王2」の代表曲「イントゥ・ジ・アンノウン」とマライア・キャリーさんの名曲「恋人たちのクリスマス」、マイケル・ジャクソンさんも歌ったロックンロール曲「ロッキン・ロビン」など、ポップスも盛りだくさん。

タップダンスあり、ボールルームダンスあり。キャスト21人が舞台の縁に座っての手拍子パフォーマンスは圧巻。何より「観客をとことん楽しませよう!」という心意気が伝わってくる。

次から次へと繰り出される怒涛のクリスマスソング。老若男女誰もが楽しめるので、家族や友人、大切な人を誘うのもおすすめだ。

もちろんおひとりさまでの観劇も全然あり。今年1年の自分へのご褒美にぴったりだ。

ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド 2022
公演日程:開催中~12月25日(日)
会場:東急シアターオーブ
所在地:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ11階
チケット料金(全席指定・税込):S席9,800円、A席6,800円
公式WEBページ:https://bcwjapan2022.jp

(IKKI)

撮影:Tomoko Hidaki