色合いの経年変化が楽しめる漆器が誕生。山中漆器の新ブランド「YUIYU(ユイユ)」

時の経過とともに少しずつ⾊が変化し、愛着が湧いてくる。

アプラスは、応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」にて、「植物のような漆器」をコンセプトにした山中漆器の新ブランド「YUIYU(ユイユ)」の先行予約販売を開始した。プロジェクトは12月12日(月)まで。

⾊の経年変化を楽しむ「育てる器」

「YUIYU」では、時とともに徐々に⾊が変わっていく姿を通して、⾃分だけの漆器になる楽しみを提案。樹木から採取した天然の漆は、飴色の状態からゆっくりと透明に変化する。

その特長をいかすことで、花が色づいていくような経年変化を楽しめる。「拭き漆」で仕上げた自然な色むらも魅力として捉え、ひとつとして同じものがない器の表情を引き出している。

※右はテスト品のためデザインが異なる

本格漆器なのに鮮やかなカラーリング

徐々に鮮やかな色合いが浮かびあがるように、これまで漆器製品では使ってこなかった大胆なカラーを下地に採用した。

美しい木目を引き出す「山中漆器」の職人技

⽯川県加賀市の⼭中温泉地区で作られる⼭中漆器。この土地に受け継がれている⽇本⼀のろくろ技術と⽊⽬の美しさを際⽴たせる「拭き漆」の技から「YUIYU」が⽣まれた。

「ろくろ挽き」は木目模様を生かした自然な風合いが魅力の山中塗。同商品では、植物のようなフォルムに近づけるため、回転ろくろや旋盤のほか、最後は手彫りで木地を整え、花のような曲線や球根の芽吹きを表現した。

「拭き漆」は生漆を染み込ませた布で木地に漆を刷り込み、塗りと拭きを何度も繰り返す技で、木目の美しさを引き立てている。

気軽に自由に漆器と暮らす

慌ただしい日常を離れて心豊かに過ごすためにも、暮らしに取り入れたい木の温もり。天然素材の心地よさを身近に感じてもらえる器として、多様な用途に使うことができる。

玄関やリビングボードにお部屋のアクセントとして飾りながら小物が整理できる。メイク道具を入れて気分を上げたり、繊細なピアスを傷つけずに置いておいたり。家族の大切なものをしまう場として、好きな色を使い分けることも。

軽くて丈夫な漆器は、食器としても活躍。定番のお菓子やおつまみも、盛り付けるだけで華やかに。植物のような色とかたちでテーブルに幸福感を演出する。

たとえば大切な人の誕生日に。毎年ひとつ買い足して、それぞれの色の変化を通して1年の思い出を振り返る楽しみも。

ワントーンでまとめれば、見た目もすっきり。モダンなインテリア空間にも違和感なく馴染む。

縁の下で支える職人さんにスポットライトを

⽣産過程には、ろくろを挽く⼈、漆を精製する⼈、下塗りをする⼈、漆を拭き取る⼈など、表には⾒えないたくさんの人々の⼿が加えられている。

⼭中漆器の職⼈は分業制でありながら、それぞれが意思疎通を図り、どの時代も柔軟な姿勢で未来を切り拓いてきた。

そうした新しい感性を次世代に繋いでいくために。⼯程に関わるすべての方々にスポットライトをあてて、どの世代にも愛されるタイムレスな伝統⼯芸を⽣み出すことを⽬指した。

暮らしにフィットする「育てる器」。天然素材の心地よさを身近に感じては。

プロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/yuiyu/

(IKKI)