劣化したタンスをアクリルで現代風にアップサイクル!古さを“味”に変える「tansu × acrylic」のインテリア

近年、全国に広がる空き家問題。

そんな中、アップサイクルカンパニー「家‘s(イエス)」が新ブランド「tansu × acrylic(タンス×アクリル)」をローンチ。モノを捨てるのではなく、新たな価値と現代の暮らしにあった“新しいモノ”として命を吹き込む。

また、大阪では“木彫りの熊”アップサイクルプロジェクトのポップアップも開催中だ。

古いモノに価値を与える「tansu × acrylic」

新ブランド「tansu × acrylic」は、空き家からレスキューした箪笥をアップサイクルし、加工して再び商品として世に送り出す。異素材を組み合わせたり、ビビッドな色合いを加えたりして生まれ変わった箪笥は、まるでアート作品のようだ。

wedding-chest 120,000円(税抜)

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こちらは、元は富山県内の空き家にあった箪笥をアップサイクルしたもの。約50年~100年ほど経過した素材と最新素材のコントラストを楽しめる逸品だ。

経年劣化により背板が割れていたため、新素材のアクリルを組み合わせることで新しい家具をデザイン。扉を閉めると一見普通の箪笥だが、引き戸を開けるとアクリルの鮮やかなカラーが現れる。

もともと日本の箪笥は桐で作られていた。同商品は「軽い」「加工しやすい」といった桐の特徴と合致するアクリルを組み合わせることで、箪笥に新しい表情を加えている。

大阪で「Re-Bear」のPOP UPも開催

さらに現在、家‘s社が取り組む「Re-Bear」プロジェクトのPOP UPも大阪で開催している。

同プロジェクトでは「木彫りの熊をもう一度、リビングへ」をコンセプトに、アーティストと連携しながら、倉庫に眠る木彫りの熊をアップサイクル。木彫りの熊にあらためて焦点を当てることで、脈々と続く日本のモノづくりを次の世代へつなぐ。

POP UPでは、アーティストがアップサイクルした「Re-Bear」を展示販売。なお、イベントの様子はInstagramのストーリーにて配信予定だ。

アップサイクルによって、目を伏せがちな空き家に光をあてた画期的な取り組み。今後の同社の展開からも目が離せない。

Re-Bear POP UP
会期:10月19日(水)~10月26日(水)※休館日は阪急梅田メンズ館に準ずる
営業時間:平日 11時~20時、土日祝 10時~20時
会場:阪急梅田メンズ館1F
所在地:大阪府大阪市北区角田町7番10号

家‘s公式WEBサイト:https://www.yestoyama.com
家‘s公式Instagram:https://www.instagram.com/yestoyama/

(IKKI)