横浜にて安藤洋子氏率いる「ZOU-NO-HANA BALLET PROJECT」による実験的バレエ公演を開催

横浜の「象の鼻テラス」では、「ザ・フォーサイス・カンパニー」をはじめ世界の第一線で活躍してきたアーティスト安藤洋子氏が率いる「ZOU-NO-HANA BALLET PROJECT」の実験的パフォーマンス「ZOU-NO-HANA BALLET PROJECT Walk Installation ARUKU vol.3」を10月21日(金)~23日(日)の期間、開催する。

「ZOU-NO-HANA BALLET PROJECT Walk Installation ARUKU vol.3」を観覧し芸術の秋を堪能してみてはどうだろう。

未知の可能性を見いだそうとする試み

「ZOU-NO-HANA BALLET PROJECT Walk Installation ARUKU vol.3」では、韓国アーティストのジヨン・イ氏による映像インスタレーションとともに、濃密なクリエーションを重ねた11名の若手ダンサーと舞台空間を作り上げる。

「ARUKU=(歩く)」を身体表現の起点と捉え、空間や時間、動き、関係性といった本質的な問いかけに真摯に愚直に取り組むことを通じて、未知の可能性を見いだそうとする試みだ。

2020年1月にvol.1を行った安藤洋子氏演出による「Walk Installation ARUKU」は、今回で3回目の実施となる。

前作を更に洗練させた作品として上演

バレエを脱構築し、ダンスにおける複雑な即興的技法を探求した振付家、ウィリアム・フォーサイス氏の元で、その身体理論を色濃く受け継いだ安藤氏は、帰国後、ダンス経験の有無を問わず全世代を対象に、彼女のキャリアの中で会得してきた技術を伝え、磨き続けている。

6歳から90歳まで約50人のメンバーとともに展開したvol.2に続き、今回は約半年間のクリエーションを経て共鳴しあう身体言語を獲得した若手ダンサーたちと、前作を更に洗練させた作品としてvol.3を上演する。

同公演では、ジヨン・イ氏による、異なる時間に同一空間を行き交う人々をコラージュした作品を壁面に投影し、舞台上の様々な要素との関係性を組み立てることを追求する安藤氏により、意味の表象とは対極にある新たな空間体験を創出する。

同公演は全席自由席。チケットは整理番号なしで、前売が一般3,800円(税込)で当日は+200円。チケットの購入、イベントの詳細は、「Peatix」にて確認できる。

前回よりもさらに洗練された「Walk Installation ARUKU」の第3弾を観覧してみては。

ZOU-NO-HANA BALLET PROJECT Walk Installation ARUKU vol.3
開催日時:10月21日(金)~23日(日)19:00開演
会場:象の鼻テラス
所在地:神奈川県横浜市中区海岸通1丁目
Peatix:https://aruku3danceperformance.peatix.com/

(角谷良平)