伝統文化「博多祇園山笠」に想いを馳せた老舗蔵元の挑戦。
「世界に誇れる本格むぎ焼酎づくり」を掲げ、1898(明治31)年の創業から独自の製法と福岡・佐賀県産二条大麦にこだわった焼酎づくりを続ける天盃は、数量限定で本格むぎ焼酎「博多祇園山笠」の発売を開始した。
本格むぎ焼酎「博多祇園山笠」は、今年で780年目となる地元福岡の祭り「博多祇園山笠」の名前をとったものだ。お祭りは例年7月1日から7月15日まで開催され、天盃では1973(昭和48)年の発売以来、毎年同時期に発売してきた。
今年は延期となったものの、地元のお祭りを讃え、今年も数量限定で発売することを決定した。天盃の長期貯蔵酒における最高品質を追い求めた本格焼酎だ。
■伝統文化の継承の願いを込めた「博多祇園山笠」
「博多祇園山笠」は、福岡で1241(仁治2)年を起源として、地元に愛され受け継がれてきた伝統的な祭り。そんなお祭りのように、伝統や想いが何百年も続いてほしいとの願いから、天盃の長期貯蔵酒におけるフラッグシップである本製品を、祭りの名にちなんで命名した。
しかし「博多祇園山笠」はコロナウイルスの感染拡大をきっかけに、去年今年と、開催を延期。地元民が皆で一つになる一大イベントが、お祭りが始まって以来初めてなくなってしまった。地元に残る伝統文化を受け継いでいき、文化を途絶えさせることなく次世代に伝えていくため、今年も本格焼酎「博多祇園山笠」を発売する。
■長期貯蔵酒における最高品質の本格焼酎
本格焼酎「博多祇園山笠」は、タンクで5年以上貯蔵した古酒と、甕(かめ)に入れて5年以上入れた古酒をブレンドし、まろやかな味わいと旨味の最高のバランスを目指してつくった。名実ともに、長期貯蔵酒の最高品質を追い求めている。
また、原酒は多治見焼の陶器に詰め熟成。陶器ボトルは天盃三代目が自らろくろを回して作ったボトルを、発売を始めた1973年以来49年間使用している。陶器の材料には石を多く使用することで、陶器内の温度変化を無くして、焼酎の熟成がより進んでいく仕様となっている。
原料や酵母の熟成された香りに、穀物の持つ膨らみ、そして熟成からくる甘みを感じられる、天盃の長期貯蔵酒における最高品質の本格焼酎ができあがった。一本一本シリアルナンバーを打ち、数量限定で発売する。
・発売中(※数量限定)
熟成5年の時を経て生まれたまろやかさと旨味を一度に味わえる本格焼酎だ。
ECサイト:https://www.tenpai-shop.jp/product/yamakasa40_720.html