唯一400万円を切る「MINIクロスオーバー」の入門モデルは、MINIらしさをアップする特別装備を採用

2世代目となる現行のMINIクロスオーバーは、昨年10月にマイナーチェンジを実施。新デザインの前後バンパーや角型のLEDヘッドライト、ユニオンジャックをモチーフとしたLEDリアコンビネーションライトなどを採用し、SUVらしさや先進感を向上させている。

パワートレーンは、2.0Lの直噴ターボディーゼルを搭載する「クーパーD」と「クーパーSD」を主力に据えつつ、プラグインハイブリッド仕様や高性能ガソリン仕様の「JCW」をラインナップしていた。

今回、新たにラインナップに加わった「MINIクロスオーバー バッキンガム」は、従来まで設定されていなかった1.5Lの直噴ガソリンターボエンジン(102ps/190Nm)+7速DCT+FF(前輪駆動)を搭載する。

車重は他グレードが1,600kg以上であるのに対し、このモデルは1,490kgという軽さを特徴とし、ロングドライブよりも街乗りをメインとした軽快な仕立てとされている。タイヤサイズは、唯一かつもっとも小さい16インチとなる。

また、ルーフやミラーはボディ同色となり、内装もピアノブラックではなく、カジュアルな「ヘイジ―・グレー」となる。

装備類も基本的には簡素化され、多彩な照明効果を愉しめる「MINIエキサイトメント・パッケージ」や走行モードを選べる「MINIドライビングモード」、クロームライン・インテリアなどは装備されない。

その一方、ユニオンジャックをモチーフとした専用デザインのサイド・スカットルやリアステッカーを特別に装備するほか、ステアリング奥に鎮座する新型マルチディスプレイ・メーターパネルも採用する。

運転支援システムは、衝突被害軽減ブレーキを含む「ドライビング・アシスト」をはじめ、リアビューカメラや前後のパークディスタンスコントロール、ストップ&ゴー機能付きのACCなどを標準装備する。

■グレードおよび価格
MINI クロスオーバー バッキンガム=395万円

MINI クーパーD クロスオーバー=433万円
MINI クーパーD クロスオーバー ALL4=457万円
MINI クーパーSD クロスオーバー ALL4=510万円
MINI クーパーSE クロスオーバー ALL4=510万円
MINI JCW クロスオーバー ALL4=609万円

(zlatan)

画像元:BMWジャパン