ゼニスとフェリペ・パントンがコラボレーションを実現。
そして誕生した「デファイ 21フェリペ・パントン」は、非常に色彩豊かな作品で、視覚的にも機械的にも振動数を楽しむことを目的としている。
■ゼニス初、現代アーティストによるデザイン時計「デファイ 21フェリペ・パントン」
1/100秒計測のクロノグラフ エル・プリメロ 21は比類なき精度を備え、毎時360,000回の極めて高振動で鼓動する。デファイ 21は、フェリペ・パントンが「可視スペクトル コンセプト」を表現するためのキャンバスとしても理にかない、可視光線の振動数と屈折した色が、生産している中でも最も振動数が高いクロノグラフ内で連動。
同様に中央の時針と分針も特殊で、パントンの作品にあるレインボーグラデーションの稲妻に似た、意図的に歪んだ形をなし、ムーブメントのブリッジと同じ最先端処理が行われている。針の斬新な形や目盛り、そして針の異なる部分で完璧に色が変化していくよう、正確にPVDのグラデーションを施すことは、予想以上に困難なものとなった。
しかしゼニスのエンジニアは、細部に至るまで一切の妥協しなかった。コラボレーションモデルの開発のプロセスで、ゼニスは常識にとらわれず、時計製造におけるいくつかの世界初の偉業を成し遂げた。
細い白と黒が交互組み合わされたバンドによって生み出されるモアレの視覚的効果は、パントンの絵や彫刻で繰り返し取り上げられるテーマだ。デファイ 21 フェリペ・パントンでは、ブリッジ上部や文字盤の一部に高度なレーザー彫刻とラッカー技術を利用し、ストライプのコントラストで、流体ムーブメントの視覚的錯覚を与えられるよう、縮小して再現した。
オープンな文字盤もダイナミックで、マーカーとカウンターにはグラデーションとブロックカラーがミックスされている。
ブラックセラミックのデファイ21は、ベゼルにグリッド柄、ケースの四隅には「Felipe Pantone El Primero」を意味する「FP#1」と刻印されているのが特徴だ。
パントンは色彩豊かな文字盤とムーブメントの様々なディテールが際立つように、歪んだグリッドモチーフが入ったブラックテクスチャー加工のラバーストラップを選んだ。
文字盤とムーブメントの印象的な色調にマッチした、より大胆なデザインを好む人には、光の角度に応じて、ダークグレーからあらゆる色のスペクトルの閃光まで、中央にインサートをあしらったもう一つのストラップを用意。色は実際にはストラップに織り込まれているのではなく、素材の表面と光の反射により虹色が生まれている。
このアート作品に合わせて、デファイ 21 フェリペ・パントンはハードカバーの本を真似た箱に入っている。表紙には、フェリペ・パントンがこの限定版のために特別に制作した署名入りの証明書がついたミニチュア版の絵がある。
100本限定のデファイ 21 フェリペ・パントン で、ゼニスは現代アートと時計製造の世界を巧みに融合させ、高度な精密機器であると同時に、着用できるキネティックアートを生み出した。
「デファイ 21 フェリペ・パントン」は、世界中のゼニスブティックおよびオンラインショップで発売される。色彩豊かな同ウォッチは、ファッションのアクセントとしても活躍しそうだ。
(IKKI)