日本の伝統工芸で世界観を表現!インディゴブルーの『ドラえもん』×江戸切子グラス

今読み返しても、何気ない、そして“刺さる”名言が多い『ドラえもん』。それらの名言を江戸切子によって精巧に再現した、江戸切子のグラス「ドラえもん名言切子」を紹介する。

小学館のWebメディア『和樂web』が椎名切子(GLASS-LAB)と制作したオリジナル商品で、小学館の総合通販サイトにて販売中だ。

日本の伝統工芸とタッグを組んだ『ドラえもん』

日本が誇る『ドラえもん』の名言を、日本が誇る伝統工芸・江戸切子のグラスに。

手がけたのは、江東区・清澄白河に工房を構える「椎名切子(GLASS-LAB)」。もともとは、全国でも数少ない江戸切子の一種である平切子の加工所だったが、新しくサンドブラストの技術を加え、伝統と革新を交えた「砂切子」を開発。人気を博している。

『ドラえもん』の世界観を切子で忠実に再現

今回の商品化にあたり課題となったのは、『ドラえもん』の世界観を伝統技術でどう再現するかということ。手描きの原画をグラス用にリデザイン&データ化し、それをガラスを削ることで表現するため、かなりの精密さが必要だ。

しかし椎名切子のサンドブラスト技術は、世界でも最高峰。幅0.09mmの線ですら再現可能だという。

原画が切子になると、世界観はそのままながら、手仕事ならではの温もりが加わった印象。また、グラスの色も切子としては珍しいインディゴブルー。清涼感と落ち着いた雰囲気が、さまざまな飲み物と相性のいい色調になっている。

『ドラえもん』ファンなら知っている5つの名言

グラスの側面をフラットに削る「平切子」という技術に加え、底にサンドブラストで柄入れした「砂切子」はここのオリジナル。飲み物を入れると、底の柄が内側に万華鏡のようにキラキラ反射する不思議なグラスだ。

グラスは全部で5種類。「未来なんてかわる」、疲れてるとき特に響きそうな「おとなってかわいそう」、周りと比べても仕方ない「せきたてちゃだめ」、努力以上の自信の源はない「小さな努力」、そして普通な自分を認めようと伝える「三日ぼうず」というラインアップ。

そして、ときには実直に、ときには哲学的に、疲れた大人の心を癒やす5つの言葉。グラスをのぞくたび、ドラえもんが(のび太くんも)励ましてくれる、優しい気持ちになる逸品だ。

冷えた日本酒を注ぎ、名言を眺めてしみじみ晩酌する夜も乙(おつ)かもしれない。

ドラえもん名言切子
価格:44,000円(税込)
サイズ:約口径7.5×高さ8cm
重量:210g
容量:約200ml
付属品:巾着、木箱
限定数:各20点
商品詳細:https://www.pal-shop.jp/category/IP_001_800_006_000/A29102001.html

椎名切子(GLASS-LAB):https://glass-labo.com/

(田原昌)

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