今回のエンジン改良では、エキゾーストマニホールドの構造変更や新ピストンの採用による圧縮比の変更を行い、エンジンのパワー&トルクを向上させている。
発表された米国仕様の数値は、最高出力が従来の335hp/5,000-6,500rpmから実に14%の向上となる382hp/5,800-6,500rpmになり、最大トルクが365lb.ft.(ポンド フィート)/1,600-4,500rpmから368lb.ft./1,800-5,000rpmとなっている。
日本仕様の現行3.0Lモデルは最高出力340psというスペックを誇っているが、これを単純に14%向上させると、387.6psを発揮することになる。
また、時速0-60マイルにおいての加速性能は、従来より0.2秒速い3.9秒をマーク。さらに、フロント部にブレースを追加してボディ剛性の強化を図るとともに、それに合わせてサスペンションを再チューニングし、コーナリング中の安定性を高めたという。
また、2021年モデルとほぼ同時期になるだろう今年10月には、レース専用車両である「GRスープラ GT4」が日本でも発売予定となっている。
「GT4」は最高出力が430psまでアップチューンされるほか、天然繊維コンポジットを採用したフロントスポイラーとリヤウイング、アクラポヴィッチ製エキゾーストシステムなどを採用し、車重は約60kgのダイエットとなる1,350kgまで軽量化される。
そのほか、レース用調整式ダンパー(前後)やレース用ブレーキキャリパー(前:6ポット、後:4ポット)、高剛性ロールケージ、レーシングバケットシートなどを専用装備する。
欧州での価格は17万5,000ユーロで、日本円に単純換算すると約2,100万円。あくまでレース専用車両のため、一般道での走行は不可となる。
(zlatan)
画像元:トヨタ自動車
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