⽇本とメキシコを拠点に活動するアーティスト・岡田杏里の個展が「銀座 蔦屋書店」にて開催

単調になりがちな毎日に、刺激と彩りをもたらしてくれるのがアートの魅力の一つ。

銀座 蔦屋書店では、店内のイベントスペース「GINZA ATRIUM(ギンザアトリウム)」にて、2020年1⽉15⽇(⽔)〜2⽉4⽇(⽕)の期間、美術家・岡⽥杏⾥の個展「El yo y el Yo(エル・ジョ・イ・エル・ジョ)」を開催する。

■ 岡⽥杏⾥が描く世界観とは


岡⽥氏は、1989年埼⽟県⽣まれ。2016年に東京藝術大学大学院美術研究科を卒業し、⽯橋財団国際交流油画奨学⽣としてメキシコ、グアテマラへの留学。ポーラ美術振興財団在外研修員としてベラクルス州⽴⼤学美術研究所(メキシコ)での研修を経て、今年はメキシコ国⽴⾃治⼤学UMAMに留学し、現在⽇本とメキシコを拠点に活動しているアーティストだ。


スペイン語で「わたしとわたし」を意味する「El yo y el Yo(エル・ジョ・イ・エル・ジョ)」と題された同展では、光と闇、内側と外側など相反する事柄を作品に表すことで、そこから新たな物語が⽣まれるのではないか、という岡⽥氏の根底のテーマを⼀望するように、会場を埋め尽くほどの圧倒的な作品数でこれまでの作品と新作を発表する。


国内外での個展、グループ展、滞在制作の他、2014年以降は壁画アートプロジェクト「ヘキカキカク」を通じてメキシコ、グアテラマ、ネパールなど世界各国でパブリックアートとしての壁画を制作するなど、多⽅⾯で活躍をみせる岡⽥氏。

日頃から、「現実と幻想」「現代性と⼟着性」をテーマに、現代社会への違和感や現実世界で起こる様々な事象、訪れた⼟地の⽂化や⾵習、⾮⽇常の⾵景、先住⺠の神話や詩などを⾏来しながら、タブロー、壁画、インスタレーション作品の制作を⾏っている。

滞在しているメキシコでの⽣活を通じて、「同じ空間の中に原始の世界から現代社会までが共存し、街中でもジャングルの村でも、時折幻を⾒ているかのような不思議な気分になる」と語る岡⽥氏の作品には、メキシコの⾵⼟と⽂化から受けた影響が現れている。

■ 作品集の刊行やレセプションイベントも

また、同展覧会を記念して、作品集を部数限定で刊行する。

さらに2020年1⽉15⽇(⽔)にはレセプションイベントを開催し、岡⽥杏⾥による作品プレゼンテーションを予定している。詳細は追ってWEBサイトなどで公開予定。

2020年は「アートのある暮らし」をテーマにしてみるのもいいかもしれない。

■「銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(店内イベントスペース)」
住所:東京都中央区銀座6丁⽬10-1 GINZA SIX 6F
URL: https://store.tsite.jp/ginza/event/art/10691-1001551028.html

(Yuko Ogawa)