「日本紅葉の名所100選」に選定される高原の並木を歩く

滋賀県高島市にあるマキノ農業公園マキノピックランドは、ブルーベリーやぶどう、さくらんぼ、栗など季節ごとの果物狩りが楽しめる観光果樹園。

地元の農産物の直売やジェラートの製造販売、カフェなどもあり、四季を通して楽しめる場所だ。

施設前には昭和56(1981)年に植栽された約500本のメタセコイア(和名はアケボノスギ)の並木道があり、芽吹きの時期や新緑の爽やかな光景、秋の気配を肌寒さとともに感じられる黄金色に輝く黄葉、真っ白な雪を纏う神秘的な景色も楽しめる。

規則正しく並びまっすぐに天に向かって大きく成長したメタセコイアの樹々の間を通り抜けるのは圧巻。メタセコイアの並木は2.4キロにも渡っているそう。

 

車で通り抜けるだけでも壮観な景色が楽しめるが、マキノピックランドのセンターハウスに無料の駐車場が用意されているので車を停め、並木道を歩いて散策してみることに。

「新・日本の街路樹百景」に選定された際の記念碑が立ち、メタセコイアが遥か先まで続いている。

 

平日にもかかわらず並木道の写真を撮る観光客が多く、知名度の高さを物語っている。

天候に恵まれれば、秋晴れの青空とメタセコイアの黄葉のコントラストも写真に映える。

 

訪れた12月初旬は紅葉のピークが過ぎていたようで道路脇の溝に落ち葉が積もっていたが、まだまだ美しい景色が楽しめた。

 

9月中旬から「並木カフェ メタセコイア」では栗やいちじく、洋ナシなど秋の恵みをふんだんに使った秋のスイーツメニューがスタートしている。カフェの秋冬期(11月1日~翌年3月31日)営業時間は10時から16時。

 

車でのアクセスは、名神高速「京都東」インターチェンジから国道161号、湖西道路、国道161号経由(約80分)・北陸自動車道「木之本」インターチェンジから国道8号線、国道303号線、国道161号線を南下(約30分)。

 

マキノピックランド 所在地:滋賀県高島市マキノ町寺久保835-1

 

(小椚萌香)