2列5人乗りの新型レジャービークル「リフター」は、ミニバン・SUV・ワゴンの魅力をクロスオーバーさせた多用途性と、“ここではないどこか”への自由な行動を具現化した冒険心あふれる1台。2018年2月のジュネーブモーターショーで初披露されて以来、プジョーのコールセンターには日本導入に関する問い合わせが数多く寄せられたという。
ボディサイズは全長4,403×全幅1,848×全高1,878mm、ホイールベース2,780mm、最低地上高180mm(すべて欧州仕様値)。売れ筋SUVの「3008」や「5008」などと同じく新世代プラットフォームのEMP2を採用し、高い実用性やアレンジ力とともに、効率的かつ力強い走りや最新の運転支援システムが与えられている。
真骨頂はやはり、優れたユーティリティ性だろう。両側スライドドアはいずれも手動式ながら、その分だけ軽量かつ故障のリスクも少ない。巨大なリアゲートはガラスハッチ部分だけでも開閉可能で、ラゲッジトレイの高さも2段階で調整できる。
ラゲッジ容量は通常時で597L、6:4分割可倒式の2列目シートを前倒しすれば2,126Lとなり、現行プジョーでもっとも広い「5008」の1,862Lを大幅に上回る。ラゲッジの奥行きは通常時から1mあり、2列目シートを倒せば1.88m、助手席まで倒せば最長2.7mの長尺物も積載できる。
人気のパノラミックルーフも“マルチ”な進化を遂げ、フロント部に収納トレイ、中央部に最大14Lまでのバッグを置ける「Bag in Roof」、そしてリア部には後席およびリアゲートからアクセスできる60Lのシーリングボックスが備わる。
また、上下フラットなステアリングホイールや8インチディスプレイなどを採用する最新世代のi-Cockpit周りにも、豊富かつ多彩な収納スペースが用意されている。
搭載するパワートレーンは、最新の1.5L直噴ターボディーゼル(130ps/300Nm)+8速AT+FF(前輪駆動)で、走破性を高める「アドバンスドグリップコントロール」も搭載される。今回はディーゼル仕様のみだが、正式導入の際には1.2Lのガソリン仕様も用意されることだろう。
運転支援システムは、ストップ機能付きのACCや緊急時の自動ブレーキ、レーンキープアシスト、ブラインドスポットモニター、フロント/バックソナー、ワイドバックアイカメラなどを標準装備する。「デビューエディション」の価格は336万円。
(zlatan)
画像元:プジョー・シトロエン・ジャポン
- 1
- 2