新型RS4アバントのボディサイズは、全長4,780(先代比+60)×全幅1,865(同+15)×全高1,435mm(同±0)、ホイールベース2,825mm(同+15)。
ハニカムパターンを備えた大胆なエアインレット、標準モデルから30mm幅広いブリスターフェンダー、オーバル型テールパイプなどを特徴とするボディからは、トップアスリートとしての自信と風格が漂う。
エンジンは先代の4.2リッターV8から2.9リッターV6ツインターボへと換装。大幅なダウンサイジングを進めながらも、最高出力は先代と同じ450ps、最大トルクは先代から170Nmアップの600Nmを発揮する。強大なトルクは1,900~5,000rpmという幅広い回転域で解き放つことができるから、どんな速度域からでも思いのままの加速を味わえるだろう。
0-100km/h加速は4.1秒。先代からは0.6秒も速い。これはエンジンの性能もさることながら、駆動力をロスなく伝える8速ティプトロニックやquattro(フルタイム4WD)の効果も大きい。
また、リヤアクスルに左右の駆動力配分を最適化するスポーツディファレンシャルを装備し、優れた高速安定性や操縦安定性を実現している。
その一方、アウディ独自のエンジン燃焼方式であるBサイクルを採用し、燃費を11.2km/L(JC08モード)と従来の8.1km/Lから大幅に改善している。
スポーティかつエレガントな内装もこのモデルの魅力だ。ファインナッパレザーのSスポーツシートに体を預け、フラットボトムのRS革巻きステアリングに手を添えるだけでも心が躍る。そしてエンジンを始動させ、その鼓動を聞いたなら、今すぐ走り出したいという気持ちを抑えこむのは難しくなるだろう。
価格は先代とほぼ同額の1,196万円。ステアリングは左/右が選べる。
(zlatan)
画像元:アウディ ジャパン
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