洗練極まる! ラグジュアリーボートの世界観を投影した「アバルト695」

11月9日に発売された「アバルト 695/695C リヴァーレ」は、イタリアの老舗ボートブランドとして知られるリーヴァ社とのコラボ作。リーヴァ社は高性能パワーボートの草分け的な存在であり、レースや速度記録で数々の金字塔も打ち立てている。

今回の限定車に注入されたエッセンスは、リーヴァ社製の最新鋭56フィート・フライブリッジボート「リヴァーレ」からインピレーションを受けたもので、アバルト史上“最上の洗練” を追求したものでもあるという。

ボディカラーには、専用の「Bicolore Blu/Grigio Riva(ブルー/グレー)」を採用。アクアマリンのアクセントラインとも相まって、硬質ながらも艶やかなラグジュアリー感たっぷりのオーラをまとっている。

当然ながら、ディテールへのこだわりも強い。17インチの専用アルミホイール、アクラポビッチ社製のカーボン仕上げエキゾーストシステム、サイドとリアに施された「695 リヴァーレ」エンブレム、そして随所にあしらわれたクロームパーツ。これらすべてが、ラグジュアリー感を増幅させるとともに、オーナーの所有欲を満たすことだろう。

上質かつ洗練されたインテリアの仕立ても、ラグジュアリーボートのそれと濃密にシンクロする。ダッシュボードやステアリングホイールの一部に奢られたマホガニーに加え、シートやメーターフードには大海原を連想させるブルーレザーが採用された。

搭載するパワートレーンは、1.4Lの直噴ターボエンジン+5速シーケンシャルAT。最高出力は180ps、最大トルクは通常時230Nm、SPORTスイッチを使用すると250Nmまで引き上げられる。

価格はクーペの「695 リヴァーレ(限定85台)」が405万円、コンバーチブルの「695C リヴァーレ(限定65台)」が422万円。もちろん安くはないが、それに見合った価値は十二分にある。

(zlatan)

画像元:FCAジャパン