スマホのカメラをかざすだけ!画像認識をベースとしたAR時代のブラウザが興味深い

映画「アイアンマン」に登場する人工知能ジャービスの世界が実現!? Cellidは、独自の画像認識エンジンを用いたビジュアルブラウザ「Sticker/スティッカー」(iOSアプリ)β版をリリースした。


Stickerは画像認識をベースとした、AR時代の新しいブラウザ。キーワード入力型のテキスト検索とは異なり、対象物をスマートフォンのカメラにかざすだけで検索することが可能。

すべての検索結果はARを使用して現実世界に描画される。スティックと呼ばれるタグ投稿機能では、街中のオブジェクトや店舗の商品など、あらゆる特徴物に対してタグを投稿することができる。

映画「アイアンマン」に登場する人工知能ジャービスが、ARで主人公をサポートするように、Stickerは現実世界とインターネットをシームレスに繋ぎ、現実では見ることができない、さまざまなデジタル情報をユーザーに提供する。

ここで、簡単に「Sticker/スティッカー」の機能を紹介しよう。

■かざすだけで検索できるブラウズ機能

ブラウズ機能

スマートフォンのカメラに映るあらゆるモノを瞬時に検索することができる。ディープラーニングを用いた同社独自の画像認識エンジンを開発し、気になるものにスマートフォンをかざすだけでリアルタイム検索が可能。※β版ではタグ投稿を行ったモノに関してのみ検索が可能。

■直感的にブラウジングできるAR機能

検索結果はARを使用して現実世界に描画。ウェブサイトのURLはリンク先のイメージも描画され、直感的に検索結果を閲覧することができる。

■あらゆるものにタグ付けできるスティック機能

スティック機能

あらゆるモノにデジタル情報をタグ付け(スティック)できる。スティックされた情報はStickerを通して世界に公開され、Stickerユーザーに検索結果として提供される。※β版ではURLを含むテキスト情報のみスティックが可能。

例えば、ショッピングに。


ショーウィンドウを Stickerでブラウズすると、ディスプレイされている服のECサイトを瞬時に検索することができる。商品パッケージをブラウズして口コミを確認したり、比較サイトにジャンプすることも。

観光にも。


気になったお店をStickerでブラウズすると、お店に入る前に口コミやメニュー、クーポンを検索することができる。お気に入りの場所やランドマークにセルフィーやコメントを投稿したり、オススメの観光スポットを誰かに聞くことも可能だ。

アートにも。


作品をStickerでブラウズすると、作者情報や背景ストーリーを検索することができる。お気に入りのウォールアートをブラウズしてポストカードを購入したり、口コミやいいねを投稿することもできる。

β版ではユーザービリティテストおよびシステムテストを実施。これらの使用例に関しては、原宿の一部地域のみ使用できる。正式版への移行後は画像、動画、3Dモデルなどの投稿機能およびそれに伴うAR機能の拡充と、画像認識精度の向上を行う予定とのこと。

あなたも驚きの世界を是非体験してみて!


■『Sticker/スティッカー』
開発・運営:Cellid株式会社
対応端末:iPhone6s以上(iOS11対応端末 )
サービス地域/対応言語:日本
サービス開始日時:2018年3月5日(月)
価格:無料
公式サイト:http://cellid.com/

(R.Hirashima)