スゴキモイ・・・静止状態でも倒れない未来のモーターサイクル「C-1」

タンデム型二人乗り電動モーターサイクルC-1

カプセル型のコックピットを持つC-1。一人乗り用に見えるが実は二人乗り。動画を見てもらえればわかるが、横から強い衝撃を加えても自律状態を保っている。静止状態であっても、だ。

アイススケートリンクでも走行させているが、タイヤが氷面をグリップしていないときでも自律状態を保つ。これはすごい……。

Lit_Motors

フルカバードモデルゆえに普通のモーターサイクルと比べると横幅はある。しかし四輪車と比べたら圧倒的に、細い。

タンデムドライブにしたのも前面投影面積を減らす(空気抵抗を減らす)ことで、バッテリー容量を増やさずとも長距離を走れるようにするという狙いが見える。

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都市部を中心としたエリアの移動手段となるシティコミューターだけに、1日の移動距離はさほど求められない。そう考えると、電動モーターサイクルというスタイルは最もシティコミューターに向いている。

そしてジャイロシステムによる自律機能を持たせたことでドライバーの不安感を取り除いた。さらには地に足をつける必要が無くなり、足下も含めたフルカバードボディが可能となり安全性が向上。バケットシート&シートベルトも導入可能となった。

いわゆるモーターサイクルが持つ、ピュアでプリミティブな爽快感はないかもしれない。しかし合理で考えるならば、C-1こそが街中に最も似合うスタイルとなる。

(武者 良太)