2秒で96km/h! 現代技術を駆使して作られたスーパーカー「DM Blade」

軽量化のポイントとなったのはフレームワーク

このテクノロジーの肝となるのが、Divergent Microfactoriesが開発した3Dプリンター生産技術「Node」だ。アルミニウム素材で3Dプリントしたジョイントにカーボンチューブをトラス式に組み合わせたフレームの重さはたったの61lbs(約28kg!!)。そこに700馬力のエンジンを搭載する。

総車両重量は車輌重量は1,388lbs(約630kg)。いわゆるスーパーカー、エキゾチックカーの半分くらいの質量しかない。

しかもフレームの組み立ては2人で30分ほどしかかからない。

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もちろん動力性能は圧倒的だ。 0-60マイル/h(約96km/h)の全開加速がたったの2秒。ポルシェ918スパイダーよりも、日産GT-R NISMOよりも、ケーニグゼグ・アゲーラOne:1やブガッティ・ヴェイロンよりも速い。

0-100km/hのスコアが2.1秒のランボルギーニ·アヴェンタドールLP1600-4 MANSORYカーボナードGTと肩を並べる存在といっても過言ではないだろう。

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ドアはカウンタックのようなシザードア……ではなく、横にも開いている。ケーニセグのようなラプタードア構造を持つと思われる。

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現在公開されているのはあくまでプロトタイプだ。市販化に向けてここからどのように手が加えられていくのだろうか。

(武者 良太)

Divergent Microfactories