販売台数が過去最高だったBMWの「気になるあの1台」とは?【BMW 2014年のまとめ・後編】

ふたつ目のキーワード「i」は、ご存じの通り、BMWが次世代モビリティの象徴として新たに立ち上げたサブブランドのこと。 その第一弾であるピュアEV「i3」とプラグインハイブリッド・スポーツの「i8」の納車がいよいよスタートしたのだ。 09 「i」にかけるBMWの想いは果てしなく強く、その本気度は200%以上だ。BMWは「i」のために風力や水力発電をメインとした新工場を建設するなど、開発・生産~利用、リサイクルに至るまで、クルマのライフサイクル全体で再生可能なエネルギーにシフトする道筋を描いている。 まさにBMWの威信とモビリティの未来をかけた壮大なプロジェクトなのだ。 12 想いの強さはそのデザインにも表れている。他ブランドがEVやPHVをフツーのクルマっぽく仕上げているのに対し、BMWのアプローチは180°異なり、まるで未来からやってきたクルマを見ているかのような錯覚を起こさせる。 シャシーには量産車として初めてCFRPを用いている。