新たなミドル4ドアクーペ、BMW4シリーズグランクーペ登場

BMWは、ミドルサイズ4ドアクーペの「4シリーズ グラン クーペ」を導入した。これは、クーペ、カブリオレに続く4シリーズの第3弾モデルで、シリーズ初の4ドアスタイルを採用しているのが特徴だ。
4GT_sm4シリーズ グラン クーペのスタイリングは、BMWらしいショート・オーバーハング、ロング・エンジン・フード、後方に配置されたキャビンによって美しいプロポーションを構成。さらに、2ドアクーペから112mm延ばされたルーフ・ラインが優美さを強調されている。またサイドガラスをサッシュレスとしたことも、そのスタイリッシュなサイドビューの実現に大きく貢献している。
BMW4GT06インテリアは、センタコンソールをドライバーに向けてわずかに傾けることで、ドライバーを意識したスポーティなキャビンを構築。ルーフ・ラインは、2ドアクーペと比較して延長される共に、12㎜高くされたことで、居住空間の拡大にも貢献。このためクーペスタイルを取り入れながらも、後席にも3名分スペースをしっかりと確保している。また、ラゲッジルームは通常で480L、最大で1300Lまで容量を拡大できるという実用性の高さもポイントだ。
BMW4GT04スポーティな走りに理想的な約50:50の前後重量配分を実現したボディには、フロント・セクションに4シリーズ専用のボディ強化対策が施されており、さらにステアリング精度やレスポンスを向上。スポーティなクーペ・モデルとしての突出した運動性能、俊敏なハンドリング、そして、優れた走行安定性を実現しているという。そして、このもモデルでは、BMWのクーペ モデル初となる4WD搭載の「420i xDriveグラン クーペ」が設定されたのも、大きなトピックだろう。

パワートレインは、「420iグラン クーペ」と「428iグラン クーペ」に搭載される、スペックが異なる2種類の2.0Lの直4ターボと、「435i グラン クーペ」に搭載される3.0Lの直6ターボに、8速ATの組み合わせ。車線逸脱を警告する「レーン・ディパーチャー・ウォイーニング」や前走車や歩行者などとの衝突回避軽減を行う「衝突回避・被害軽減ブレーキ」などの先進の安全技術を組み合わせた「ドライビング・アシスト」は全車に標準装備されている。4シリーズグラン クーペの価格は、¥5,160,000~¥8,030,000。
BMW4GT01グラン クーペは、6シリーズに続く2モデル目の投入となる。初のミディアムクラスへのプレミアムクーペサルーンの登場に、価格面や実用性、運動性能の高さというトータルバランスの良さからも、これまでのグラン クーペのファンや2ドアクーペの購入を様々な理由で、躊躇していた方にも、大いに魅力的に映るモデルとなるだろう。

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