王元鼎の芸術人生70年を一堂に鑑賞。銀座にて未公開作品と油彩画100点を特別展示

上海出身の油彩画家、王元鼎(オウ ゲンテイ)氏の活動70年を辿る「王元鼎 芸術の道70年 絵画芸術展」が、3月24日(月)から3月30日(日)まで、セントラルミュージアム銀座にて開催。

中国伝統美術と西洋油彩技法を融合させ、世界中の美術愛好家を魅了してきた王氏。珠玉の油彩画約100点に加え、未公開の水彩画40点も特別展示される。

「王元鼎 芸術の道70年 絵画芸術展」展示予定作品「恬静/落ち着き」22.7×30.7cm

70年にわたる軌跡を辿る芸術展

6歳で筆を持ち、中国・ブラジル・アメリカと活動拠点を移しながら、70年にわたり創作活動を続けてきた王元鼎氏。彼の作品は、江南地方や皖南・皖北の田園風景、動物画などを中心に、繊細な筆致と温かみのある色彩が特徴で、多くの人々の心を捉えてきた。

展示予定作品「阳光普照/陽光に包まれて」27×38cm

同氏の代表作である「鶏画」シリーズでは、生命力に満ちた表情豊かな鶏たちが描かれ、観る者に穏やかな時間を提供する。また、田園風景画では、陽光に包まれた静かな村や賑やかな市場、農家の庭先などが細やかに描かれ、まるでその場に立っているかのような没入感を味わえる。

国際的評価を受ける独自の画風

王氏は、中国の伝統美術を基盤にしながら、西洋油彩の技法を取り入れ、東西文化を融合させた独自の作風を確立してきた。1990年にブラジルへ移住、1992年にアメリカへ定住し、東西文化の影響を受けた新たなスタイルを築いた。

展示予定作品「经转来世/命の循環」20.3×27.3cm

その功績は世界中で高く評価され、1993年にはカリフォルニア州政府から東西文化交流への貢献を称えられ「特別功労賞」を受賞。日本でも東京、北海道、京都などで個展を開催し、国内外で幅広い支持を集めている。

珠玉の作品が一堂に会する特別展示

本展では、約100点の油彩画に加え、未公開の水彩画40点が特別展示される。これらの作品は、王氏が70年にわたり描き続けてきた珠玉の作品群であり、彼の芸術的進化の過程を辿ることができる貴重な機会となる。

展示予定作品「窥/そっと」16×23cm

芸術の軌跡を体感する特別なひととき

「王元鼎 芸術の道70年 絵画芸術展」は、3月24日(月)から3月30日(日)まで、セントラルミュージアム銀座にて開催する。

70年にわたり描き続けてきた王元鼎氏の作品は、時代の移り変わりを超えて人々の心に響く芸術の結晶だ。同展では、彼の人生と芸術の軌跡を辿りながら、珠玉の作品群に触れることができる。

銀座の洗練された空間で、東西文化が交錯する王元鼎氏の芸術世界を堪能し、その深遠な美しさを体感してはいかがだろうか。

王元鼎 芸術の道70年 絵画芸術展
開催期間:2025年3月24日(月)~3月30日(日)※3月24日は特別招待日、一般公開は3月25日より
開場時間:11:00~17:00
会場:セントラルミュージアム銀座
所在地:東京都中央区銀座3丁目9-11 紙パルプ会館5階
入場料:無料

公式サイト:https://wangyuanding70th.eventevent.info/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000149112.html

(山之内渉)