東京・紀伊國屋書店新宿本店に「屋台見世」が出現!江戸時代に流行した浮世絵や地図が復刻

浮世絵や古地図を取り扱う「こちずライブラリ」社が1月末〜3月下旬まで、東京・紀伊國屋書店新宿本店にて江戸時代の「屋台見世」を特注で再現した屋台を設置し、復刻浮世絵と復刻古地図商品を販売する。

伝統技術「江戸木版画」による浮世絵や、実用的なアートとして楽しめる古地図などを通して、時空を超えたロマンを感じよう。

日本を代表する伝統技術「復刻浮世絵」

東京伝統木版画工芸協同組合による「復刻浮世絵」は、日本伝統の技術「江戸木版画」によって描かれた木版画コレクションとして、「経済産業大臣指定伝統的工芸品」にも認定される。

江戸木版画は江戸時代後期に確立した多色摺りの木版画で、絵師だけでなく材料や道具を作る彫師・摺師、3人の職人によって作られる総合芸術だ。

イベントでは「越前生漉奉書紙」を使用した和紙に山桜の版木による凹凸のある表現、雲母摺、一つ一つの線の勢いなど、木版画ならではの美しさを実際に感じられる作品を用意する。

実用と鑑賞の両方の価値を持つ「復刻古地図」

江戸時代では地図にも木版の技術が活かされた。多色刷りの美しさと精緻な描写は見る人を魅了し、浮世絵と並んで江戸土産として親しまれていた。

イベントでは当時の版を元にした、可読性に優れた復刻古地図の関連商品を用意する。江戸時代の人々が実際に使った地図をもとに、「ブラタモリ」をきっかけにブームにもなった古地図散策を楽しんでみてはいかがだろう。

深川美術が江戸時代の「特注屋台」を再現

イベントの特注屋台は材木商が集まる地域で、古くから“ものづくりの拠点”として親しまれる深川美術が制作を担当。エイジングを施した塗装と金具、深川美術の絵師による肉筆画を貼った行灯看板など、当時の雰囲気を演出した。屋台として店内を移動できるため、紀伊國屋書店新宿本店のさまざまなスペースで商品を展示する予定だ。

江戸時代の人が手にしていた浮世絵と古地図を組み合わせて、当時の景色や人々の暮らしぶりを想像してみよう。

江戸屋台「浮世絵・古地図商品」特別販売フェア
会期:
第1回:1月31日(金)~2月2日(日)
第2回:2月21日(金)~2月24日(月・祝)
第3回:3月20日(木・祝)~3月23日(日)
時間:13:00~19:00
会場:紀伊國屋書店新宿本店 1階ひろば

こちずライブラリ公式サイト:https://oldmap.jp/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000156394.html

(hachi)