現代のライフスタイルに合わせた、新しい祈りの形を提案する「厨子屋」が2024年10月、東京・銀座に本店を新規オープンした。これの記念して、縁起の良い厨子「吉祥」を発表し、銀座本店、松屋銀座店のほか、福島「アルテマイスター保志」店にて販売している。
自社工場でデザインから生産まで一貫して行い、背板の図柄には金粉・金箔やプラチナ箔を贅沢に使用するなど、洗練された佇まいを持つ厨子だ。
現代の祈り箱を取り揃える「厨子屋」
現代は生活スタイルの変化に伴い、供養の形が多様化している。厨子屋では「厨子(ずし)」という「大切なものを納める箱」に自身の想いを納めたり、大切な人を偲ぶための現代の暮らしにあった祈りのかたちを提案。デザイナーや工芸家、仏壇職人とともに自社工場にて一貫したものづくりにより、さまざまな商品を生み出している。
時代のニーズにあわせた新しいかたちの厨子を提案
厨子は従来、必要になってすぐに準備をする人が多かったが、最近は大切な人が逝去後、時間が経ってからゆっくり選ぶ人が増えているという。また、実家の仏壇を引き継ぐ際に、自身の生活に合わせたものに買い換える人もいる。
今回発表した「吉祥」は、時代のニーズに合わせた新しいかたちの厨子だ。弔いだけでなく、日々の暮らしに癒しと活力をもたらす「明るい祈りの場」として使えるようなデザインにこだわって開発した。
2つのモデル、計6種の図柄をラインアップ
同商品は幅広いニーズにあわせて2つのモデル「栓モデル」「黒檀モデル」を用意する。
ナチュラルモダンに仕上げた「栓モデル」は日々の祈りの場にちょうどいい商品。明るい性格や陽気なイメージの故人の供養の場にも。
位牌を納めることを想定してつくった「黒檀モデル」はシックで落ち着いたデザインで供養の場として最適だ。
また、幸福・繁栄を意味する言葉「吉祥」に「暮らしに活力を」という思いを込め、各モデルに縁起が良いとされる図柄を計6種、背板に漆芸技法で施した。
七転び八起きの意味を持つ「達磨(だるま)」は、商売繁盛・必勝祈願・家内安全・無病息災の縁起もの。
「不死」「無事」に通じる「富士山」は、無病息災・家内安全にくわえ、末広がりの形から子孫繁栄や成功を象徴する。
祝い事に欠かせない「鯛」は40年以上生きることから長寿祈願として知られる。
早い時期から長く咲き誇る生命力が、縁起が良いとされる「梅」は、病気を退け、長寿を願う縁起の良い花。
過酷な状況下でも生き延びたとされる「銀杏(いちょう)」は不老長寿にくわえ、末広がりの葉の形から開運招福・富貴繁栄のご利益があるとされる。
鈴なりに実る「瓢箪(ひょうたん)」は夫婦円満・子孫繁栄を表すほか、災難から身を守ってくれる縁起物。
同商品は銀座本店、松屋銀座店のほか、福島「アルテマイスター保志」店にて販売している。価格は「達磨/富士山/鯛」が各22万円、「梅/銀杏/瓢箪」が各25万3,000円。いずれも税込価格。
デザイン性が高く、インテリアにも馴染む新しい厨子で、自分らしい祈りや供養のかたちを見つけてみては。
公式サイト:https://www.zushiya.com/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000085131.html
(hachi)
※掲載内容は2025年1月時点の情報となる