日本産のファブリックプロダクトを展開するレーベル「PHAPHIC」が、1月25日(土)から初の展示発表会「WHERE ARE YOU FROM?-生地が生まれた地」を京都・二条城前にある「MON Gallery」で開催する。
このイベントでは、兵庫県西脇市の播州織をはじめとする生地にフィーチャー。日本産ファブリックの魅力に迫る。
“日本産”ファブリックの魅力を発信する「PHAPHIC」
「PHAPHIC」は、広告デザイン出身のデザイナー兼ディレクターが2024年に立ち上げたばかりのファブリックレーベル。同レーベルでは「産地から、居心地をつくる」をコンセプトに、日本各地のファブリックを活用したプロダクトを展開している。
今回のイベントでは、播州と備後で生まれた3種類のファブリックシリーズを発表。クッションやトートバッグなどを展示販売する。
播州織を使用した「phenomenon」シリーズ
最初に紹介するのは、播州織を活用した「phenomenon」シリーズ。播州織は先に糸を染めてから織り上げる「先染」技法による鮮やかな発色と柔らかい肌触りが特徴で、1日に20メートル程度しか生産できない貴重なファブリックだ。
PHAPHICはこのファブリックに、絵の具のたらし込み(ポーリング)から得た図案をジャカード織で施し、意匠性の高いプロダクトを作り上げた。
備後デニムを使用した「SIGNITURE」シリーズ
続いて紹介するのは、備後デニムを使用した「SIGNITURE」シリーズ。「反応染」で染め上げた備後デニムは、ダメージやムラ感を抑えた上品な表情が印象的。
そんな備後デニムを使ったクッションカバーは、ダブルステッチにアクセントカラーを加えることで個性的な印象に。シンプルながら、上品な存在感を醸し出す。
イベント限定で展開するトートバッグにも注目
最後に紹介するトートバッグは、イベントでしか目にできないレアアイテム。クッションカバーの製作過程で生じた残反を活用するなど、環境にも配慮して作られたサステナブルな品だ。
フォトグラファーの吉川幸宏氏による写真を展示
同イベントでは、京都を拠点に活動するフォトグラファーの吉川幸宏氏による写真も展示する。吉川氏がデザイナーと共に産地を巡り撮影した風景や作り手の姿を通して、ファブリックの裏にある背景にまで想いを馳せたい。
日本の産地に宿るストーリーと技術を、ファブリックと写真を通じて体感できる「WHERE ARE YOU FROM?-生地が生まれた地」。インテリアやファッションに興味がある人は足を運んでみては。
WHERE ARE YOU FROM?-生地が生まれた地
会期:1月25日(土)~ 2月9日(日)※火・水曜日は定休
営業時間:14時~20時
場所:MON Gallery・Shop
所在地:京都府京都市中京区上一文字町285
詳細ページ:https://mon.kyoto/event/detail/17
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000153386.html
(IKKI)
※価格は全て税込