森高千里、菊池桃子、本田美奈子.主演作「スクリーンで輝いた80sアイドル映画まつり」第二弾放映決定

CS衛星劇場が『スクリーンで輝いた80sアイドル映画まつり 第2弾』と題して、80年代アイドルの出演映画を11月に特集放送すると発表した。

「日本アイドル」の在り方が大きく変化した令和の今、「ポリコレ」などの概念がなかった80~90年代のアイドル映画を見ると新たな発見が得られそうだ。

「アイドルを探せ」©1987 松竹株式会社・日本テレビ放送網株式会社・株式会社バップ・株式会社バミューダ音楽出版

「アイドルを探せ」©1987 松竹株式会社・日本テレビ放送網株式会社・株式会社バップ・株式会社バミューダ音楽出版

森高千里の映画デビュー作や本田美奈子.唯一の映画など

現在、アメリカのZ世代を中心に歌手として人気を博す菊池桃子主演の『アイドルを探せ』(1987年)には伊藤かずえ、武田久美子、野々村真らも出演。

また、森高千里の映画デビュー作『あいつに恋して』(1987年)の主演は、アイドルとして人気だった風見しんごだ。公開前年のポカリスエットムービーキャラバンイメージガールコンテストで1万2千人から選ばれた森高が相手役を演じる。出演者には世良公則や泉谷しげる、植木等といった豪華な面々も。

「あいつに恋して」©1987 FILMLINK INTERNATIONAL

「あいつに恋して」©1987 FILMLINK INTERNATIONAL

本田美奈子.の映画デビュー作にして唯一の出演作品『パッセンジャー 過ぎ去りし日々』(1987年)の出演者は三田村邦彦、宇梶剛士、岩城滉一、小林聡美らのほかに今や大スターとなったキー・ホイ・クァンも名を連ねる。

「パッセンジャー 過ぎ去りし日々」©株式会社ジャパン・オーディオビジュアルネットワーク・松竹株式会社

「パッセンジャー 過ぎ去りし日々」©株式会社ジャパン・オーディオビジュアルネットワーク・松竹株式会社

世界的ロックシンガーを目指す人気歌手役として同名主題歌や「孤独なハリケーン」などを今は亡き本田が熱唱する姿は貴重な映像と言えよう。

80年代の社会情勢・背景が伺える作品も

特集放送のラインナップ作品からは、当時の社会の様子を振り返ることもできる。

『V.マドンナ大戦争』が公開された1985年は男女雇用機会均等法の制定年。作品紹介には「1985年。今まさに女たちの時代」「少女たちは、現代のジャンヌ・ダルクとなって“戦争”を始めた!」とある。

澤登伸一の初主演作『まんだら屋の良太』には、山口いづみや神保美喜、天地真理、朝丘雪路らが出演。

「旅館まんだら屋」の一人息子ら仲良し5人組「青春バクハツ隊」が、温泉町に「ドエッチ旋風」を巻き起こすという内容。観光業が発展した当時は温泉地を含む観光地が脚光を浴びた時代だった。

ラインナップ中、唯一1990年代公開の『億万長者になった男。』は実話を元につくられた「スーパー・サクセス・ストーリー」だ。

「スクリーンで輝いた80sアイドル映画まつり 第2弾の全6作品は11月1日から15日に放送予定。昭和のシティポップが海外でZ世代に再発見されSNSで人気を博す昨今だが、昭和・平成の映画作品は新作メインの配信サイトではなかなか視聴が難しい。

今も現役で活躍する出演者たちの初々しい姿は、当時を知る世代にも新鮮に映るだろう。

「スクリーンで輝いた80sアイドル映画まつり第2弾」

映画ラインナップ特設サイト:https://www.eigeki.com/special/eigalineup

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000553.000006470.html

(IGNITE編集部)