スペシャルティコーヒー専門店「堀口珈琲」の狛江店が日本空間デザイン賞を受賞

アアト一級建築士事務所が内装設計した、スペシャルティコーヒー専門店の「堀口珈琲」の狛江店が、「日本空間デザイン賞2024」の中の賞のひとつである「サステナブル空間賞」を受賞した。

「食空間」のカテゴリーからは唯一選ばれた同店のこだわり抜かれた内装を、実際に足を運んで確かめてみてほしい。

日本最大級のデザインアワード「日本空間デザイン賞」

空間デザインの価値を未来へ繋ぐために設立された、日本最大級のデザインアワードである「日本空間デザイン賞」。同デザイン賞の中のひとつである「サステナブル空間賞」は、空間デザインを通じて、持続可能な開発目標(SDGs)を支える要素のいずれかにつながる行動を、啓発、促進しているプロジェクトに与えられる。

28作品が選ばれた今年の同賞のうち、レストランやカフェ、バー、和食店、フードコートなどの「食空間」のカテゴリーからは「堀口珈琲 狛江店」のみが選ばれた。

廃棄されるコーヒー豆を再利用したふたつの実験的な試みが評価された

喫茶では、抽出後のコーヒー豆が日々廃棄される。同店ではそれらをそのまま廃棄するのではなく、約20kg分を乾燥させ、カウンター全周の塗材に混ぜ込み、仕上げとして施している。

さらに、東大発のベンチャーfabula社と共同で開発したコーヒータイルも注目を集めた。同タイルは、熱圧縮成型という技術で、規格外となったコーヒー豆の色や香りが残ったまま強固な新素材として生まれた。廃棄食材の新たな利用法を模索する中で生まれたこのタイルは、ほんのりコーヒーの香りがするトイレのサインボードとして使用されている。

1999年に「堀口珈琲」の2号店として開店した狛江店

1999年に堀口珈琲の2号店として開店した同店は、2023年2月から全面改装を行い、「コーヒーで、つどう・まなぶ・むすぶ」をコンセプトに掲げ、スペシャルティコーヒーを中心とした楽しみを文化として醸成していく場“Coffee Civic Center (コーヒーの公民館)”として同年5月1日にリニューアルオープンした。

ショーケースにはコーヒー豆が常時20種類ほど並んでおり、喫茶ではコーヒーが一杯ずつペーパードリップで抽出し提供されている。店内にはベーカリー「aosan comaé」がインショップとして出店しており、大人気の角食を使用した「aosan角食トースト」も店内で楽しめる。

こだわり抜いた美しいデザインの店内で、ゆったりとコーヒーを味わいたい。

堀口珈琲 狛江店
所在地:東京都狛江市和泉本町1-1-30
営業時間:10:00~19:00(喫茶は18:00まで)
定休日:月曜日(祝日の月曜日は営業し、翌火曜日が休み)
公式サイト:https://www.kohikobo.co.jp/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000068009.html

(kyoko.)