【まとめ】極上の酒を飲んでみよう、プレゼントにもおすすめ、1本1万円オーバーの高級日本酒5選

1本1万円以上する高級日本酒は、酒質も良く飲みやすいものが多い。今回は、自分へのご褒美だけでなく、職場の上司や大切な人へのプレゼントにも最適な商品を5つ紹介したい。

目次
透明度の高さと上品な香りが特徴、極上日本酒の「光醸」
17年間の熟成で生まれた独特の風味、「八継」の長期熟成種
気品あふれる味、ローンチして間もない日本酒「GEN -間-」
阪神大震災を乗り越えた逸品、長期熟成日本酒の「現外」
フランスの品評会でプラチナ賞、笹一酒造「旦 純米大吟醸」

透明度の高さと上品な香りが特徴、極上日本酒の「光醸」

7月4日(木)、サケアイから日本酒ブランド「SAKENOVA」の新商品「光醸 | KOJO」が数量限定で発売された。この商品は、日本酒の美味しさと魅力を構成するすべての要素が調和し、美しい黄金比を実現したフラッグシップモデルとなっている。

「光醸」は透明度が極めて高く、クリスタルのような輝きを放つこの日本酒は、グラスに注ぐとその透明感と優雅な光の反射が一層際立ち、高貴さを感じさせてくれる。

ふたを開けて注ぐとりんごのような優しい香りが先行し、時間とともに和三盆のような甘い香りも楽しめ、全体的に上品で奥深い香りとなっているのが特徴だ。口に含むと、米の旨味とほのかな甘味が絶妙なバランスを保っており、滑らかなテクスチャーが広がる。

柔らかな酸味が全体を引き締め、洗練された味わいを実現。甘やかな余韻とともに心地よい苦味が口中に残る。最後に鼻に抜ける米の香りが気品と深みを感じさせてくれる。

この日本酒は、鮮度の高い白身魚の刺身や軽やかなサラダ、鶏肉のソテーなど、繊細な料理との相性が抜群だ。特にレモンや柑橘を使ったソースと合わせることで、その風味が一層引き立つだろう。

透明感のある見た目、上品な香り、そしてバランスの取れた味わいを楽しめる「光醸」は数量限定販売だ。極上の日本酒体験を堪能したい人は、早めにチェックしてみてほしい。

光醸 | KOJO
価格:27,500円(税込)
商品詳細ページ:https://sakenova.com/products/kojo

17年間の熟成で生まれた独特の風味、「八継」の長期熟成種

日本酒ブランド「八継」は、時間の価値を伝えることをコンセプトに、沢の鶴による製造で長期熟成酒を販売している。中でも注目すべきは、5月に新たに登場した「八継 刻17 伝承」だろう。

「八継 刻17 伝承」の味わいは17年間の長期熟成によって深みと複雑さを増し、独特の風味を持っているため、甘味や酸味などが絶妙に調和して飲むたびに新たな発見をもたらしてくれる。その色合いは琥珀色で美しい透明感を持ち、視覚的にも楽しむことができる。

適度に冷やすことで香りと味わいを最大限に引き出せるため、特別な場面の一杯としても最適だ。

同製品のラベルには、世界的な野生動物画家である岡田宗徳氏が描いたキジの姿が描かれている。岡田氏は、アメリカのSociety of Animal Artistsに日本人として3人目の正会員に認定された経歴を持ち、国内外で動物保護活動にも力を注いでいる。

彼の作品は、繊細かつ力強い筆致で野生動物を表現し、見る者に深い印象を与えてくれる。同製品のラベルも岡田氏の「一筆入魂」の精神が宿り、酒そのものの価値をさらに高めている。

同ブランドでは他にも「八継 刻50 純米」や「八継 刻50 本醸造」などのラインナップも販売されており、それぞれに独自の魅力を持っている。

「八継 刻17 伝承」の奥深い味とともに、時間をかけて育まれた日本酒の魅力を体験してはいかが。

八継 刻17 伝承
価格:77,000円(税込)
商品詳細ページ:https://www.hakkei.shop/f/densho

気品あふれる味、ローンチして間もない日本酒「GEN -間-」

ルーファースは、7月17日(水)に新たな日本酒ブランド「GEN -間-」をローンチした。現在は同ブランドのフラッグシップモデルであり、気品にあふれた味わいとなった純米大吟醸「GEN -間-」の一般販売が始まっている。

ブランドコンセプトは、日本の美意識である「間の文化」に基づく。ブランド名には「間」という漢字が持つ多様な読み方や、「本物、純真」を意味する「Genuine」、そして日本語の縁起を担ぐ「げんを担ぐ」という意味が込められているという。

醸造を手掛けるのは、秋田県横手市にある「大納川」酒造だ。大納川は大正6年に創業した伝統技術にこだわる酒造所で、令和5年度全国新酒鑑評会で金賞を受賞するなど高い評価を得ている。

純米大吟醸「GEN -間-」は、自然豊かな秋田県の水と米を生かし、テロワールと呼ばれる独自性を表現している。袋吊り(雫酒)という特別な製法で絞られ、無濾過原酒として作られているため、繊細で丁寧な仕込みが味わいが実現した。

その特徴は、独自製法に加えて高品質な原材料にあると言える。秋田県産の酒米「秋田酒こまち」を使用し、35%まで精米することで米の旨味を最大限に引き出した。さらに、袋吊りという製法で無圧で滴り落ちるお酒を斗瓶囲いすることで、繊細かつ丁寧な仕上がりとなっている。

純米大吟醸「GEN -間-」は、先行予約分がすでに完売している。数量限定のため、その味わいを試してみたい人は早めの購入がおすすめだ。

GEN -間-
価格:33,000円(税込)
商品詳細ページ:https://gen-sake.jp/products/gen

阪神大震災を乗り越えた逸品、長期熟成日本酒の「現外」

日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」は、2024年のインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)で出品した8商品全てが受賞するという快挙を成し遂げた。特に注目を集めたのは「現外|GENGAI」のゴールドメダル受賞で、同商品は29年の長期熟成を経たヴィンテージ日本酒として甘味や酸味、苦味、旨味が複雑に絡み合い、高い次元で調和している逸品だ。

「現外」は、1995年の阪神・淡路大震災を乗り越えた特別な背景を持つ。奇跡的に倒壊を免れたタンクに残った「酒母」が原料で、熟成庫で20年以上寝かせることで円熟した優雅な味わいに変化した。

IWCの審査員は、「酸味のバランスが良く、ブラックチョコレートやプラム、キャラメリゼしたヘーゼルナッツ、ドライイチジクを感じさせる複雑で繊細なテクスチャー」と評価。このような背景から、同商品は震災の記憶を語り継ぎつつ、日本酒の熟成の可能性を示す象徴的な商品となっている。

熟成によって色合いは美しいアンバー色となっており、カラメルのような甘味やビターチョコレートのような苦味、スパイシーな香りがアクセントとなり複雑で豊かな風味を実現。シリアルナンバーも付与されており、熟成年数と品質保証を示すメタリックのギャランティーカードが添えられている。

阪神・淡路大震災を乗り越えた特別なヴィンテージ日本酒となった「現外」の希少価値は今後より高まることだろう。一度は体験してみてほしい。

現外|GENGAI
価格:266,200円(税込)
商品詳細ページ:https://jp.sake100.com/products/gengai

フランスの品評会でプラチナ賞、笹一酒造「旦 純米大吟醸」

山梨県の老舗酒造・笹一酒造が誇るラグジュアリー日本酒ブランド「旦 純米大吟醸」が、フランスで開催された「Kura Master 2024」にてプラチナ賞を受賞した。この受賞は山梨県の酒蔵として唯一の快挙であり、同社の卓越した品質と技術が世界に認められたことを示している。

「Kura Master」はフランス人による日本酒コンクールで、審査員はフランスを中心としたヨーロッパの飲食業界のプロフェッショナルたちが務める。一流ホテルのソムリエやレストラン関係者などによる厳正な審査により、同商品がプラチナ賞に輝いた。

「旦」は、日の出や新たな始まりを象徴する意味が込められており、富士山麓の清冽な水と厳選された酒米が織りなす深く豊かな風味が特徴だ。同ブランドでは使用する水や原料米に徹底的にこだわり、香りと味わいの調和を追及したという。

「旦 純米大吟醸」はメロンや桃のような芳醇な吟醸香、すっきりとした滑らかな口当たり、和三盆のような上質な甘み、程よい米の旨み、ナチュラルな酸味が後味を引き締める上質な日本酒となっている。富士の清流を使用し、一本一本丁寧に手造りされることで、その高い品質を実現した。

「旦」は2020年と2022年にも「Kura Master」でプラチナ賞を受賞しており、今回が3度目の受賞。伝統と革新を融合させた日本酒造りに尽力する笹一酒造の「旦 純米大吟醸」を堪能してはいかが。

旦 純米大吟醸
価格:1,800ml/11,000円(税込)
商品詳細ページ:https://item.rakuten.co.jp/mashidayahonten/7065/?ultra_crid=7065&scid=af_pc_etc&sc2id=af_113_0_10001868&icm_cid=18634626633&iasid=wem_icbs_&ifd=57&gclid=Cj0KCQjw-uK0BhC0ARIsANQtgGPK7WPBg66hLiEML2dxhI9w-P1eYrp5N1Gci1Ug05zc1HnTKhUq0WEaArgUEALw_wcB&icm_agid=&icm_acid=255-776-8501

1万円以上の日本酒の味わいは幅広く、新商品が日々続々と登場している。この記事を参考に、あなたに合った極上の逸品を探してみてほしい。

(永井瑞穂)