文房具に潜む趣味を追求し続ける雑誌『趣味の文具箱』から2024年7月号が発売された。今回の特集は「物語のある上質文具」で、文房具に込められた人々の想い・文房具が持つ物語に着目している。
フリーアナウンサーの堤信子さんやアイドルの岡村ほまれさんによる毎月の連載、新製品情報などもあり、読みごたえたっぷりだ。
『趣味の文具箱』で背景を持つ文房具を特集
優れた文房具には作り手・使い手の想いがこもっており、それぞれに物語があるものだ。今月号の特集では文房具の開発秘話や製造現場などにフォーカスしつつ、文房具への愛を深めていく。国内外の注目ブランドの新製品も紹介しており、見ごたえがありそうだ。
ペンから紙までさまざまな文房具の物語を追う
たとえ小さな文房具であっても、そこには企画や設計、製造に携わった多くの人の想いがある。そして使い手の手に渡った後も、使い込んだ傷や筆跡、インクの色から文房具と使い手の物語を感じ取ることができる。今回の特集に登場するのは、まず100周年を迎えた世紀の傑作、モンブラン「マイスターシュテュック」。最新の100周年モデルを紹介する。そして能登半島地震の被害を受けた塗職人の万年筆。
紙は美濃和紙の伝統を守る和紙文具メーカー、古川紙工の「そえぶみ箋」や、岩手県・雫石の移住者が自然の中で製造する手製本ノートなど、さまざまな視点の物語を追う。
著名人の思い出の文具とエピソードを紹介する「使い手の文房具物語」も興味深い。
各連載や新商品紹介も見逃せない
文具の使い方や手書きの文字から伝わるお人柄を、フリーアナウンサーの堤信子さんが文具の使い方や手書きの文字から使い手の人柄を深堀りしていく連載は第7回に。今回のゲストは「魔女の宅急便」の作者、角野栄子さんだ。特集と共に楽しみたい。
文具好きアイドルとして知られる岡村ほまれさんの連載では、「アンドバーレル」「マルライナー」といったおもしろ文具を生産するエポックケミカルの工場を訪問。カラーペンのインク注入工程などをレポートする。
また、1925年に創業し、2016年に惜しまれつつ廃業したイタリアの名門「オマス」が復活したため、復活の経緯も含め、新製品をいち早く紹介する。
文房具マニアだけでなく、読みものが好きな人も楽しめるだろう。
趣味の文具箱2024年7月号 vol.70
定価:1,980円(税込)
発行:ヘリテージ
公式オンラインショップ 販売ページ:https://club-shumibun.com/collections/magazine-book/products/shumibun_202407_vol70
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000251.000074237.html
(Mayu)