2024年はトルコへ。「イースタン・エクスプレス」でアンカラからカルスまで旅する

地中海沿岸に位置し、アジアとヨーロッパを結ぶトルコ。ここは何世紀にもわたり、文化的な交流や多様性の拠点として栄えてきた。

2022年には、全世界から約5,140万人以上の人がトルコを訪問。多様な文明を反映する歴史的な遺跡、自然の美しさ、美食を有していることから、世界中の旅行者の注目を集め続けている。

今回の記事では、そんなトルコで今乗れる「イースタン・エクスプレス」や観光都市について紹介したい。

「イースタン・エクスプレス」でトルコの美しい風景を楽しむ

今、トルコでは首都・アンカラから東部都市・カルスまでの約1,310kmを結ぶ「イースタン・エクスプレス」が期間限定で運行している。運行期間は3月10日(日)まで。

列車はアンカラを出発し、クルクカレ、カイセリ、シヴァス、エルジンジャン、エルズルムを巡り、約26時間かけてカルスに到達する。トルコの多様な地形、そして冬の装いに変化した東部地方を見られるのが魅力だ。

近年の人気の高まりに応え、2019年には「イースタン・エクスプレス」に加えて、8つの寝台車と1つの食堂車を備えた「ツーリスティック・イースタン・エクスプレス」も誕生。各寝台車には2つのベッドを備えた部屋が10室あり、快適な旅を楽しむことができる。

停車駅は「ツーリスティック・イースタン・エクスプレス」が29駅、「イースタン・エクスプレス」が50駅。一部の駅では2時間半から3時間停車するため、観光を楽しむ余裕も。

観光の拠点として栄えてきたカルスが最終目的地に

「イースタン・エクスプレス」の最終目的地であるカルスは、アナトリア最古の居住地の一つ。ウラルトゥ人、ペルシア人、東ローマ人、セルジューク朝、オスマン帝国、ロシア人などを受け入れてきた歴史ある都市だ。

ここはシルクロードの交易路が交わる重要な地点に位置し、建築や文化においても豊かな観光地として発展してきた。中心地には、バルト様式のホテルやコーカサスのショー、居心地の良い雰囲気で有名なレストランが多数並ぶ。

料理文化も独特で、特に地元のチーズや季節のガチョウ料理が観光客に喜ばれているそう。

中心地を散策すれば、玄武岩で造られた見事な建物が目に飛び込んでくる。ユネスコの世界遺産に登録されているアニ考古遺跡をはじめ、フェティエ・ジャーミィ、キュンベト・ジャーミィ、カルス城、そしてカルス川周辺の建造物など、見どころが数多くある。

また、世界で3番目に標高が高いスキーコースや、アルプスに匹敵するパウダースノーのスキー場があり、11月下旬には氷に覆われたチュルドゥル湖で馬そりを使った伝統行事も行われる。

2024年の海外旅行先を検討している人は、選択肢の一つにトルコを加えてみてはいかがだろうか。

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000109.000049599.html

(IKKI)