今、世界から関心を寄せられるパレスチナ問題の本質を知りたい人は必見だ。
大和書房が、早稲田大学文学学術院教授でパレスチナ問題についても深い知見を持つ岡真理氏の著書『ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義』を12月24日(日)に発刊する。
岡真理氏がパレスチナ問題に関するセミナーを実施
10月7日(土)に起きた「ハマース・イスラエル戦争」を受けて、パレスチナ問題を長年研究する岡真理氏による緊急セミナーが京都大学・早稲田大学で10月末に開催された。
岡氏は早稲田大学文学学術院教授であり、現代アラブ文学研究家でもある。
彼女は東京外国語大学アラビア語科在学中に、パレスチナ人作家のガッサーン・カナファーニー氏の作品を読み、「パレスチナ問題」に出会った。
以来、文学作品を通してパレスチナ問題や第三世界の女性たちの問題の考察を続けており、『アラブ 祈りとしての文学』(みすず書房)、『ガザに地下鉄が走る日』(みすず書房)など多くの著書を手がけている。
岡氏は10月末のこのセミナーで、パレスチナ問題の歴史的な背景や、今起きていることの論点を力強く解説。
セミナー参加者からは「圧倒された」「凄まじい講演」「何が起きているのかを、歴史も振り返りながら伝える渾身の2時間半」「圧倒的にわかりやすく、説得力があり、人間味に充ちて胸を打つ」「イスラエルの武器についてや、BDSについても網羅された濃厚な知識を得られる」といった賞賛の声が上がり、大きな反響は呼んだ。
『ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義』が刊行
本書『ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義』は、このセミナーを元にさらなる加筆と修正を行い書籍化にこぎつけた一冊。
「ガザとは何か」「ガザ、人間の恥としての」の2部構成で、イスラエルの歴史やシオニズム、ガザの地域やハマースの組織についても解説。年表やブックガイドも付属する、パレスチナ問題の知識を深めたい人にとっては最適な入門書だ。
また著者は本書の中で、パレスチナ問題について「いま人々は何を学び、どんな行動をとるべきか」という点も訴えかけている。世界の出来事に関心を寄せ、一人ひとりにできることを考えたい。
ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義
著者:岡真理
出版社:大和書房
定価:1540円(税込)
仕様:四六判/208頁
書籍ページ:https://www.daiwashobo.co.jp/book/b10040675.html
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000565.000033602.html
(IKKI)