イノベーションを起こさせる人材の手腕に注目。『新版 プロデューサーシップのすすめ』でビジネスの真髄を学ぶ

6月7日(水)、紫洲書院からビジネスパーソン向け書籍『新版 プロデューサーシップのすすめ』が発売された。

誰かと競わない、サバイバルを目的にしない。ビジネスパーソンが“戦わずして勝つ”ためのノウハウを集めた一冊だ。

日本でイノベーションが起きにくいのは、なぜ?

よく、日本ではイノベーション(技術革新)が起きにくいという話を聞く。新規産業が出なかったために、直近30年の日本経済が停滞したという説もあるほどだ。

日本企業のグローバル競争力の強化を目指す非営利団体「ZESDA」はこの理由について、「これまで日本社会が有名起業家のカリスマ性にばかり注目し、個人をつないで成果を導くプロデューサー人材の育成を疎かにしてきたため」と仮説している。

日本ではイノベーションというと、「起業家やイノベーターという『主役』がさまざまな人にアプローチし、知識を学び、必要な資源を獲得して事業を成し遂げるもの」というイメージがある。

しかし実際のイノベーションの現場では、むしろ周囲の人々が起業家たちに働きかけることでプロジェクトを成功へと導くケースも多々あるものだ。

プロデュース力に着目した『新版 プロデューサーシップのすすめ』

『新版 プロデューサーシップのすすめ』が提案するのは、「競争」や「サバイバル」ではない仕事の進め方、すなわち「プロデュース」だ。

1人よりも2人、2人よりも3人、3人より10人……より多くの人を巻き込み、チームを作って協力し合ってきたからこそ、社会はここまで進歩してきた。

本書は、必ずしも本人が世間から注目を集めずとも、集団のクリエイティビティを引き出してきたプロデューサー人材の手腕に着目。

彼らに共通する「隠れたリーダーシップ」を生むマインドと技術とは何なのか、豊富な事例から法則性を導き出し、一般のビジネスパーソンが明日からでも実践可能なノウハウとして紹介する。

なお、今回の新版では、2021年に発売された旧版『プロデューサーシップのすすめ』をベースに加筆修正。よりビジネスパーソン向け、かつ実践的な内容になるよう改訂されている。

冒頭には、研究・イノベーション学会前会長・東北大学名誉教授の原山優子氏、電気通信大学客員教授・内閣府地域活性化伝道師の久野美和子氏による書き下ろしも収録。

変化のない会社で働くのがつらい人、やりたいことがあるのに組織のルールに縛られて動けない人、他人と競争するビジネス社会に馴染めない人……そんなビジネスパーソンにこそ一読してほしい。

新版 プロデューサーシップのすすめ
定価:紙書籍版1,980円、電子版1,250円(共に税込)
仕様:四六判/418ページ
書籍ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4909896104/

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000113255.html

(IKKI)