芸術の秋とはいっても、普段見慣れない美術品を見に行くのは腰が重い、という人も多いのではないでしょうか。
そんなときには、気軽に見に行ける映画を楽しんでみてはいかがでしょうか。
映画も芸術作品のひとつです。秋の夜長に、人気の映画を見てみるのも良いかもしれません。
●猿の惑星:新世紀(ライジング)
往年の人気SFシリーズ、猿の惑星の前日譚「猿の惑星:創世記」の続編です。
知性を得た猿たちが、地球の新しい支配者として君臨する過程を描いた物語です。
人類への反乱を起こしてから10年、猿たちは手話や言語を操るようになり、森の奥にコロニーを気付いていました。
人類はわずかに残った生存者たちが、息を潜めてすごしていました。
そんなある日、資源を求めた人間たちは、猿のテリトリーに侵入してしまったことから、一触即発の事態が発生してしまいます。
猿の惑星は昔から人気の高い作品で、現在公開されているライジングも、注目作品になっています。
●STAND BY ME ドラえもん
藤子・F・不二雄生誕80周年を記念して作られた、ドラえもんシリーズ初の3DCGアニメーション作品です。
原作から厳選されたエピソードを再構成して作られたこの作品は、のび太とドラえもんの出会いから別れまでを描いています。
ネコ型ロボットのドラえもんは、未来からのび太の悲惨な未来を変えるために送り込まれます。
様々な道具を駆使してのび太を助けるドラえもんと、のび太の絆に感動できる作品です。
大人でも泣けるアニメーション映画として、今、人気の高い映画になっています。
●ジャージー・ボーイズ
1960年代に世界的な人気となったアメリカのポップスグループ「ザ・フォー・シーズンズ」を描いた映画です。
「ザ・フォー・シーズンズ」のリードボーカルだったフランキー・バリの代表曲「君の瞳に恋してる」の誕生秘話になっています。
ニュージャージー州の貧しい町に生まれた4人の若者たちには、類稀な美声と曲作りの才能がありました。
息の合ったハーモニーを武器に、一気にスターダムを駆け上がっていく姿を描いたブロードウェイミュージカルの映画版です。
ミュージカルに縁がなかった人も、映画として、ミュージカルとしても楽しめる作品になっています。
●ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
マーベルコミックの映画化作であるガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは、全員が犯罪歴を持つお尋ね者がチームを組み、銀河滅亡を阻止する戦いに巻き込まれる姿を描いた作品です。
トレジャーハンターの主人公は、惑星の廃墟で謎の球体を見つけ、盗み出すことに成功します。
ですが、その球体は銀河を滅亡させるほどの力を宿したパワーストーンで、「闇の存在」が捜し求めていたものだったのです。
その球体を狙う者に追われ、凶悪犯が収容される収容所に入れられてしまった主人公は、仲間と共に脱獄。
内輪もめを繰り返しながら、逃亡を続けて銀河滅亡を阻止する戦いに巻き込まれていきます。
SFであり、エンターテイメント作品でもある人気の映画です。
http://www.youtube.com/watch?v=MD3fSW6I7fc
●柘榴坂の仇討
作家・浅田次郎の短編集「五郎治殿御始末」に収められている一編を、中井貴一の主演で映画化した作品です。
幕末の安政7年、主君であった井伊直弼の殺害を許してしまった志村金吾は、切腹も許されず、仇討を命じられました。
時代が明治に移り変わっても、主君を殺害した刺客を探し続ける金吾は、ようやく敵を見つけ出します。
ですが、その日に明治政府が仇討禁止令を発し、金吾の仇討は禁じられてしまうのです。
敵役は阿部寛が演じ、ゆっくりと映画を楽しみたい人にオススメの映画になっています。
5つの作品を紹介しましたが、今上映中の映画はこれ以外にも楽しめる作品がたくさんあります。
普段は見ないような映画を見てみるのも、新しい発見があって面白いのではないのでしょうか。
色々な映画を見て、芸術の秋を楽しんでみてくださいね。