フィラディス社が、イタリアのラツィオ州チヴィテッラ・ダリアーノ村の生産者「Sergio Mottura(セルジオ・モットゥーラ)」のワイン3種の取り扱いを開始した。
紛れもなきラツィオ州のトップワイナリーで造られた「Sergio Mottura」のボトルを、自宅で開けてみては?
モットゥーラ家の情熱とワインに最適な土地
ワイナリーがあるチヴィテッラ・ダリアーノ村は、ラツィオ州とウンブリア州の境界を隔てるように流れるテヴェレ川の程近く、丘陵と渓谷に囲まれた自然豊かな美しい丘陵地帯。
この丘には火山性の土壌が広がっており、古くからオルヴィエートワインの生産に最も適していると記されているほどの産地だ。
モットゥーラ家は1500年代から記録が残る歴史ある家系で、この地を購入したのは1933年だった。それ以来、一族が常にこの地の豊かな自然遺産の保護と保全に努めているおかげで、ヤマアラシがワイナリーの敷地内にも住み着いている。
ラベルに描かれたヤマアラシには、こうした背景がある。
土着品種の研究に情熱を傾けた現当主
現当主のセルジオ・モットゥーラ氏は、この地に根差した土着品種グレケットに着目、最適な土壌、栽培方法、剪定方法、醸造プロセス等を見つけ出すことに尽力した。その結果、グレケットの第一人者、パイオニアとされている。
名実ともにトップワイナリーに
同ワイナリーは、2001年に「Latour a Civitella(ラトゥール・ア・チヴィテッラ)」でラツィオ州の白ワインとして初めてのトレビッキエーリ*を獲得する快挙を達成。その後、受賞キュヴェは「Poggio della Costa(ポッジョ・デッラ・コスタ)」になり、コンスタントにトレビッキエーリを獲得している。
また、2013年にはワインの質の高さだけでなく、それまでのワイン文化と故郷への貢献も認められたことで「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を獲得。イタリア全土での評価も得た。
「Sergio Mottura」がこだわる、自然なワイン造り
同ワイナリーの栽培は、1996年にオーガニック認証を取得して以来、100%オーガニックだ。
また、環境に配慮した伝統的な手法で栽培・収穫を行っており、2021年からはボルドー液さえも使っていない。天然肥料のみを使用し、化学農薬は一切使用せず、ブドウはすべて手摘みで収穫している。
可能な限り自然の摂理に従って、ワインの発展を見守るというスタンスである。
取り扱いを開始した3種類
「2021 Orvieto Tragugnano(オルヴィエート・トラグニャーノ)」は、果実の丸みとまろやかさが特徴。複雑味と余韻の長さも申し分なく、アフターに表れるコクを伴った苦味が味わいをまとめてくれる一本だ。
「2021 Poggio della Costa」は、爽やかでありながら、温かみを感じさせる果実のボリュームがしっかりと感じられ、飲み口は非常にドライ。ふっくらとした果実はふんわりと広がり、心地よい苦みがアフターへと続いていく。
「2020 Latour a Civitella」は、厚みがありながらも爽やかさを感じさせる柑橘系の果実が、とろみを備えたテクスチャーと相まって口中を満たしてくれる。
キュヴェ名の由来は、木樽を用いての熟成を進言してくれた、ブルゴーニュの「ルイ・ラトゥール」のオーナー、ルイ・ファブリス・ラトゥール氏にちなんでいる。
イタリアのワインが好きなら、要チェックのワイナリーだ。
代理店公式サイト:https://firadis.co.jp/
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000013119.html
(田原昌)
* イタリア料理とワインのマルチメディアブランド「ガンベロロッソ」により与えられる最高評価
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