東京ミッドタウン八重洲2階のシェア型レストラン「ヤエスパブリック」内のロジウラにて、会員制バー「221 TOKYO(ツーツーワン東京)」が3月10日(金)にオープンする。
ヤエスパブリックの共通席でひっそりと注文ができ、秘密の個室で楽しむことができる、完全会員制の“現代版スピークイージー”だ。会員募集は3月1日(水)より開始する。
流通していないお酒のペアリングを愉しむ「221 TOKYO」
スピークイージーとは、アメリカの禁酒時代にこっそりお酒を提供していた店および文化を指す。同店はもちろん合法だが、貴重なお酒が楽しめる会員限定の秘密の個室を用意している。
会員限定の秘密の個室
「ヤエスパブリック」の共通席では、通常は手に入りづらい、流通していない、希少価値の高い日本酒やワイン、クラフトビールを日替わりで用意している。
さらに東京ミッドタウン八重洲2階に、会員限定の秘密の個室を用意した。予約できるのは会員のみ、入れるのは会員本人とパートナーだけ。そこには、貴重なお酒を楽しむ空間を守るべく、会員限定で利用できるカウンターが4席ある。
なお、3月1日(水)より先着順で会員募集を行う。詳細は公式サイトを確認してほしい。
希少価値の高いお酒を日替わりで味わえる
個性豊かな商品が増えている一方で、生産量の少ない数量限定のお酒を飲食店が取り扱うには、知識、在庫管理、メニューブック更新などの手間を考えると、メイン商品としては扱いにくいという課題があった。同店はそんな課題を解決し、魅力的なお酒を提供するために誕生した。
会員限定のメニュー
どんなお酒もECで手に入る時代だからこそ、同店ではあえて流通していないお酒にこだわっている。会員限定のメニューを一部紹介しよう。
「稲とアガベ」は、秋田県男鹿市で2021年の秋に創業した、クラフトサケ醸造所の日本酒。
クラフトサケとは、日本酒の製造技術をベースとして、水・米・麹以外の副原料を入れることで新しい味わいを目指した新ジャンルのお酒。同商品はお米をあまり磨かずに製造しているが、驚くほど滑らかで、軽いライムやレモンのような吟醸香を感じるお酒。お酒単体でも、食事にも合わせられるオールマイティな酒質だ。
「純米吟醸原酒 江戸開城 All Tokyo」は、東京バイオテクノロジー専門学校と東京港醸造が共同開発をした日本酒。
元は、幕末の志士達が密談を交わしたと言い伝えられている歴史ある造り酒屋「若松屋」が前身となっており、地域商店街の復興を目的とし、100年振りに東京港区の地で復活を遂げた東京港醸造の一本。
1タンクに250本程しか製造できない希少さということもあり、タンク毎に使用する酵母や製造方法を変え、その時々で味わいの変化を楽しめるのが特徴。All Tokyoの名の通り、東京の米、東京の水、日比谷公園の花壇に訪花したコマルハナバチから分離した酵母を使用し醸造されたお酒だ。
ひっそりと嗜む大人の空間でこっそりと。低温調理を主体にした料理と、流通していないお酒のペアリングを愉しんでみては。
221 TOKYO
所在地:東京都中央区八重洲二丁目2番1号東京ミッドタウン八重洲2階
営業時間:11:00〜23:00(完全予約制17:00〜23:00 L.O. 22:30)
定休日:なし
公式サイト:https://221tokyo.jp/
公式Instagram:https://www.instagram.com/221_tokyo/
(田原昌)