今秋に蒸留開始!庄内のウイスキー蒸留所「月光川蒸留所」が公式サイト開設。ニュースレターの登録受付中

楯の川酒造のウイスキー製造子会社である「月光川蒸留所」が本格始動、新たに公式サイトをオープンした。

日本酒の蔵人たちが手がける新たなウイスキーの味に、日本はもちろん世界からも注目が集まっている。

庄内から世界にウイスキーを届ける「月光川蒸留所」

国税庁「最近の日本産酒類の輸出動向について」*によると、2022年度の日本産酒類の輸出金額は、初めて1,000億円を超えた前年に比べ、21.4%増の1,392億円となり、過去最高を記録している。

品目別では、ウイスキーや清酒の輸出金額が好調に推移。ジャパニーズウイスキーや高価格帯日本酒の、海外人気の高まりが考えられる。

日本産酒類の海外需要が年々高まる中、楯の川酒造では「美味しい酒への飽くなき探求。そして世界を代表するブランドへ」というビジョンを掲げ、世界に通用する酒類企業として活動を続けてきた。

2021年には、ウイスキー製造と販売を行う「月光川蒸留所」を設立。山形県飽海郡遊佐町にて2023年秋の蒸留開始を予定している。

「月光川蒸留所」の公式サイトをオープン

今回、「月光川蒸留所」がつくり上げる「庄内産ウイスキー」を世界レベルのウイスキーブランドとするため、新たに公式サイトをオープンした。

公式サイトでは、緑豊かな地域である「月光川蒸留所」の周辺風土を感じてもらえるよう、山(鳥海山)・川(月光川)・海(日本海)の素材を多数活用したという。また、「月光川ウイスキー」を形づくる重要な要素である「庄内の良質で美しい水」をサイト上でも感じられるよう、デザインと表現に工夫したとのこと。

ロゴにも注目だ。楯の川酒造で長年日本酒の醸造技術を培ってきた蔵人。彼らが手がけるからこそ生み出せる「ウイスキー」の魅力や表情を、見事にロゴへと反映している。

「月光川蒸留所」のロゴを手がけたのは、これまで多くの作品を輩出してきたグラフィックデザイナーの木住野彰悟氏。D&AD、カンヌ、One Show、アジアデザイン賞、ADC賞、など、国内外で多数の賞を受賞してきた。ロゴデザインに使用された書は、書家の寺島響水氏が筆をふるった。

さらに同サイトでは、「月光川蒸留所」に関するニュースレターの登録なども受け付けている。新鋭蒸留所の今後の情報が気になる人はあわせてチェックしたい。

「月光川蒸留所」公式サイト:https://gakkogawa.com/

(IKKI)

* 【参照】財務省貿易統計「最近の日本産酒類の輸出動向について」(2023年1月末の数値で2月作成):https://www.nta.go.jp/taxes/sake/yushutsu/yushutsu_tokei/pdf/0021010-203.pdf