ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、ジャガー史上初となるスポーツ・クロスオーバー・コンセプト「C-X17」を東京と大阪で公開した。2013年のフランクフルトモーターショーで初めて公開された「C-X17」は、「iQ[AI]」と名付けられたジャガーの次世代の軽量化技術であるアルミニウム製モノコック・アーキテクチャーを紹介するために製作されたデザイン スタディモデルだ。この新しいモノコック・アーキテクチャーはクロスオーバーモデル専用ではない。モジュラー式を採用し拡大や縮小することができ、さらに「高強度・軽量・高剛性」という特徴を備えており、複数のセグメントのモデルを作り出すことが可能となっている。まずは2015年に、「iQ[AI]」を採用した最初の市販モデルとして、ミッドサイズのニューモデル「XE」が登場する予定とのこと。
コンセプトモデルとはいえ、エクステリアはそのまま市販可能と思えるほど仕上がりの高さをもつ「C-X17」。「XJ」譲りのヘッドライトデザインやグリル形状、「Fタイプ」との共通性をもつテールライトデザイン等、ジャガーファミリーの一員であることを意識させる。一方インテリアは、まだコンセプトカーの域を出ていない。
ジャガーのデザインディレクター、イアン・カラム氏は「C-X17は、エキサイティングなプロポーション、クリーンなライン、形状のバランスといった、ジャガーが生み出す車の根底にあるさまざまな理念に基づき、一つ一つ丁寧にデザインされました。自信と力強さ、そして官能的な美しさを携えたC-X17は、大胆で個性的なジャガー車といえます。」と話している。新アーキテクチャーをベースにどのようなモデルが登場するか、今後のジャガーブランドから目が離せない。