ナッツとドライフルーツの専門店「小島屋」が、日本の伝統工芸を駆使した高級ナッツ入れ「まめ棗(なつめ)」を、小島屋公式本店オンラインショップにて、1月10日(火)より数量限定で販売する。
職人技が光る唯一無二のナッツ入れは、その佇まいからナッツを食べるときはもちろん、インテリアとしても素敵な時間や空間を演出してくれそうだ。
2人の職人が作った10万円のナッツ入れ「まめ棗」
東京・上野のアメヤ横丁に店を構える「小島屋」は、71種類の自家焙煎ナッツと82種類のドライフルーツを中心に販売する専門卸問屋。
ナッツファン・ドライフルーツファンのためのオリジナルプロダクトも手がけている同店が今回生み出したのが、本体価格110,000円(税込)という高級ナッツ入れ「まめ棗」だ。
同製品の製作は、「とことんこだわり、どこにもないナッツ入れを作りたい」という、小島屋店主・小島靖久氏の想いから始まる。その構想は、小島氏とアウトドアブランド「artizan933」代表の木原彰夫氏との出会いで実現に向け大きく前進。木原氏は、2人の職人を小島氏に紹介した。
世界に誇る「へら絞り」技術を有する高橋雅泰氏
1人目は、1枚の金属板を「へら」という棒を押し当てながら伸ばし成型する加工技術「へら絞り」に定評のある「高橋絞工業」の代表・高橋雅泰氏だ。
同社の「へら絞り」は、羽田空港や成田空港、帝国ホテルなど数々の設備品、医療用機器、オーケストラ用の楽器、寺社仏閣の宝珠などに用いられている。
この技術により、継ぎ目が一切なく、重厚感のある贅沢な仕様を実現。一つひとつ成型しているため同じものはひとつとなく、蓋と内蓋は、組合わせが異なると閉まらなくなるほど精密に造られるという。
こうして重量800g以上になる「まめ棗」の銅製の本体が完成した。
伝統の着色技で千変万化の表情を描く折井宏司氏
2人目は、完成した本体に着色を施した「モメンタムファクトリー Orii」の折井宏司氏だ。折井氏は、銅の腐食性を利用し、薬品や炎をコントロールすることで鮮やかな発色を実現し、千変万化の表情を描く。
「まめ棗」には、“孔雀”と“群青”という2種類の着色を施し、唯一無二の発色と質感を実現。また「ナッツを入れるものだから」と、容器の内側の磨き上げにエクストラバージンオリーブオイルを使用したのも折井氏の発案によるものだ。
末代まで受け継げる逸品「まめ棗」、30個限定で発売
着色を終えた同製品は、「artizan933」によって桐箱に詰められ、完成した。小島氏が「やんごとなき重量感」と称した唯一無二のプロタクトは、決して朽ち果てない素材・銅を使用しているため、親から子へ、子から孫へと代々受け継げる逸品だ。
“孔雀”と“群青”はそれぞれ15個限定での販売となる。気になる人は早めに商品ページを確認してほしい。
同製品は、食洗器・電子レンジ・直火は不可。洗う際には中性洗剤を含ませた柔らかいスポンジなどで優しく洗い、自然乾燥後にオリーブオイルなど食用油を内側に薄く塗ること、また、塩や味付けされたナッツ(素焼きや生以外)を入れる際も、容器の中をオリーブオイルなど食用油で拭くことを推奨している。
職人が手掛けたこだわりのナッツ入れで、優雅なひとときを演出してみては。
まめ棗
素材:銅
色:孔雀、群青
商品サイズ:直径約100mm×高さ約120mm
小島屋公式本店オンラインショップ:https://www.kojima-ya.com/c/all/goods/i007
※手作りのためサイズには個体差あり
(Higuchi)