国宝・松本城が正月特別演出で紅白に変身!新年を彩る華やかなレーザーマッピング

日本の宝、松本城。往時の天守閣が残る「現存天守12城」のひとつで、言わずと知れた長野県松本市のシンボルだ。

松本城では12月からレーザーマッピングイベント「松本城〜氷晶きらめく水鏡〜」を開催しているが、1月9日(月)までの間は正月特別演出となる。新年の華やかさを感じさせる紅白の演出は必見だ。

国宝を照らす「松本城〜氷晶きらめく水鏡〜」

現在、松本市では「松本市イルミネーション2022-23」と題したイベントを開催中。

2月28日(火)までの期間、松本城、松本城公園、大名町通り、千歳橋など市内各所でイルミネーションを実施する。

そのうち松本城を舞台とした「松本城〜氷晶きらめく水鏡〜」では、国宝を背景に壮大なレーザーマッピングが行われている。点灯時間は日没後の18:00~21:00で、誰でも無料で鑑賞できる。

プログラムはクリスマスシーズン、バレンタインシーズンなど時期によって異なり、全10種類の演出のうち3つを楽しめる構成。

今回の正月特別期間には、毎時00分、15分、30分、45分に「大地」。続いて毎時05分、20分、35分、50分に「水」。そして毎時10分、25分、40分、55分に「お正月特別演出」が加わる。

「大地」と「水」は、今シーズンのメインテーマとなる「願い」をベースにしたもの。「お正月特別演出」は紅白の色味で魅せる、正月らしい華やかな演出だという。15分間で一巡し、3つすべての演出を見られるようになっている。

Tokyo Lighting Design社が演出を担当

演出を手がけるのはTokyo Lighting Design(トウキョウライティングデザイン)社。

超自然的な、不可思議な、神秘的な、といった意味をもつ英単語“SUPERNATURAL”をキーワードとし、様々な空間・環境を舞台に光の演出を展開している。

(左)プロデューサー 矢野大輔氏、(右)ディレクター 齋藤桜子氏

(左)プロデューサー 矢野大輔氏、(右)ディレクター 齋藤桜子氏

自然現象や景観を発想の源とする豊かな芸術性と、プログラマー・エンジニアの手から生み出される最先端のテクノロジーを融合。

2015年には夜の逗子海岸をキャンバスに、自然現象のひとつである「波」を可視化した光の彫刻「NightWave」を発表。

GINZA SIX「Star Light Garden」、東京ミッドタウン「光と霧のデジタルアート庭園」、六本木ヒルズ「ウェストウォークイルミネーション」、表参道ヒルズ「Brilliant Aqua Tree」、赤坂インターシティAir クリスマスイルミネーションなど、各地の有名施設で作品を生み出す。

城下町としての松本の歴史を伝える貴重な史跡と、最先端のテクノロジーとの出会いが生み出した贅沢な光の饗宴。ひとときの演出を楽しみたい。

「松本城〜氷晶きらめく水鏡〜」正月特別演出
会期:1月1日(日)~1月9日(月)
会場:松本城
料金:無料
点灯時間:18:00~21:00
プログラム:「大地」毎時00分、15分、30分、45分、「水」毎時05分、20分、35分、50分、「お正月特別演出」毎時10分、25分、40分、55分
イベント公式サイト:https://lightandicematsumoto.jp/

(SAYA)

※荒天等により実施を見合わせる場合がある
※「松本市イルミネーション2022-23」は2月28日(火)まで開催