フランス唯一のクルーズ会社「ポナン(PONANT)」が、2024年夏のクルーズの販売をスタート。今回は地中海、大西洋、北欧の好きなエリアを満喫できる、50の新たな航路が登場する。
ギリシャの島々やアイルランドの断崖、アルジェリアの手つかずの風景、カナリア諸島のターコイズブルーの海。再来年の夏は、異国を巡る旅に出かけてみては。
2024年夏は「ポナン」のクルーズでヨーロッパを巡回!
船乗りが始めたフランス唯一のクルーズ会社「ポナン」。
同社は、3本マストで60名乗りの「ル・ポナン号」から事業をスタートした。2010年には、ラグジュアリークラスの客船で極地をクルーズすることを目的に「ル・ボレアル号」を建造。その他にも3隻の姉妹船を建造しており、業界最大の南極送客数を誇る。
そんな同社が今回、2024年夏に地中海、大西洋、北欧などを巡るクルーズの販売を開始した。
2024年夏のクルーズでは、新たなに50もの航路が登場。ユネスコ世界遺産をはじめとする豊かな文化遺産や、息を呑むような美しい景色を堪能できる。
早速、一部の新航路をピックアップして紹介したい。
地中海の島々と都市を巡る旅
まずは、アテネを出発した「ル・ブーゲンビル号」が、ギリシャと壮大なマルタの海岸を結ぶプラン(航路)。
同プランでは、キクラデス諸島のパロス島、車のないイドラ島、そしてモネンバシア半島に残るヴェネチアやビザンチン様式の建築物を訪問。ピロス港に寄港してネストール宮殿を見学したのち、再び海に出て、エトナ山麓のタオルミーナに向かう。最終目的地は、マルタ騎士団の本拠地であるバレッタだ。
アドリア海の風景と文化を満喫
海岸線に沿って何百もの魅惑的な島々が点在し、類まれな遺産を誇るアドリア海。
「ル・ブーゲンビル号」はドージェの街を出航し、イストリア半島の宝石と呼ばれるロヴィニへと向かう。その後、ダルマチア地方北部の魅力的な漁村プリモシュテン、ユネスコの世界遺産に登録されているスプリットの街と歴史地区、フヴァル、ブラチ島、ブリユニ群島、プーラへ。
さらに、城壁に囲まれたスロベニアの都市ピランに寄港したあと、ヴェネツィアへと戻る。ヴェネツィア発着なので、前後の予定が立てやすいプランだ。
地中海の偉大な文明の足跡を訪ねて
バレッタからアンタルヤへ向かうこの船旅では、文化と歴史の宝庫である地中海、民族のつながり、文明の交差点を目の当たりにできる。
まずはマルタの首都を出発し、シチリア島と南イタリア・プーリア地方を目指す。その後、ギリシャのコルフ島とイテア島を訪れ、ユネスコの世界遺産に登録されているデルフィ遺跡とオシオス・ルカス修道院を見学。
その後、アテネとヴォロスを訪れてからトルコへ。古代都市エフェソスの考古学的遺跡は、マグナ・グラエキアの中でも最も古い都市の一つであり、地中海の偉大な歴史を物語っている。
歴史と文化に彩られた旅の終わりは、壮大なアンタルヤの街へ。異文明の魅力や奥深さに触れることができる、貴重な旅となるだろう。
日常を忘れ、新たな出会いと発見を楽しんでみては。
ポナン公式WEBサイト:https://www.ponant.com/
(IKKI)