匠の超絶技巧が宿る空間、「ホテル雅叙園東京」の文化財建築を楽しむ冬のイベントは必見

90年以上の伝統を受け継ぎ、2,500点もの日本画や美術工芸品に彩られた唯一無二のミュージアムホテル「ホテル雅叙園東京」。

同ホテルでは12月3日(土)から12月25日(日)までの期間限定で、館内に有する東京都指定有形文化財「百段階段」にて、「冬の見学会 百段百景2022~建物×美術×伝承の物語~」を開催する。文化財建築“そのまま”の価値を堪能できる冬の見学会だ。

時を超えて受け継がれる、文化財建築の魅力を再発見

ホテル雅叙園東京の前身、目黒雅叙園は、目黒川流域における都市整備計画の実施に伴い、1988(昭和63)年から3年間かけ大規模な改修工事を行った。1935(昭和10)年に旧目黒雅叙園の3号館として建築された東京都指定有形文化財「百段階段」は、その建て替えの対象とならず、当時のまま残るホテル内唯一の木造建築だ。

料亭として営業し多くの人が集う宴の場であった昭和、伝統的な美意識を今に伝える象徴的な場所として文化財となった平成、そして文化やアートの発信の場となっている現在の文化財「百段階段」は、年間を通してさまざまな企画展を開催し、一般公開している。

あらゆる分野の匠の超絶技巧が宿る唯一無二の空間

樹齢300年の檜や珍しい南米材が使用された床柱、釘や接着剤を使わずに作られた組子障子、螺鈿、天井の七宝細工など、大工、画家、職人などあらゆる分野の匠の超絶技巧が細部にまで宿った“建築の美”を間近で見ることができる。

料亭として営業していた当時の気分になり、畳に座って景色を見てみるのもおすすめ。

低い位置から見上げることで、天井画の迫力が増したり、足元の細かい細工に気付いたりと、さまざまな景色が見えてくる。

観て、聴いて、文化財建築の魅力に迫る

趣向の異なる7つの会場では、音声ガイダンスが流れ、会場の特徴や、エピソード、手掛けた芸術家などを紹介。人数限定の日時指定券を求める人を対象とした専任ガイドによる文化財ツアーも実施しており、同ツアーはオンラインによる事前予約制となる。

昭和の巨匠たちが手掛けた日本画や美術工芸品、建具など、多彩な表情を持つ文化財建築のありのままの景色を存分に堪能してみては。

冬の見学会 百段百景2022~建物×美術×伝承の物語~
期間:12月3日(土)から12月25日(日)
会場:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」
所在地:東京都目黒区下目黒1-8-1
時間:12:30~18:00(最終入館17:30)
料金:当日券 ¥1,200
特別前売券 ¥1,000 ※12月2日(金)まで(館内販売は16:30まで)
販売:ホテル雅叙園東京(一般入場券)/ 公式オンラインチケット(一般入場券、グッズ付)
主催:ホテル雅叙園東京

ホテル雅叙園東京公式サイト:https://www.hotelgajoen-tokyo.com/

(IKKI)

※価格は全て税込