インドの工房「ファントム・ハンズ」が今年復刻および販売を開始した、ピエール・ジャンヌレによる家具「PH34 Low Cane Stool」の日本国内初となる展示受注販売を、9月17日(土)~9月25日(日)まで、東京・代々木にある51%Tokyoにて行う。
また、この展示会に合わせて通常展示していないモデルを4点加え、ファントム・ハンズが製作する「プロジェクト・チャンディーガル」のコレクション15モデル、計17点を一同に展示、受注販売を行う。
国内ではあまり見られない、希少性の高い家具が集まった。
土地の素材や職人の技を生かし、素晴らしいデザインを残したジャンヌレ
モダニズム建築の巨匠といわれたル・コルビュジエの従兄弟であり、1922年からはコルビュジエと事務所を設立し協働した重要なパートナーとして知られるスイスの建築家、ピエール・ジャンヌレ。
1950年代初期には、コルビュジエとともにインド北部のパンジャブ地方の新都市計画に初期段階から参加し、都市空間から建築物、家具までを総合的にデザインしている。
このチャンディーガル都市計画のためにデザインされた一連の家具を、ピエール・ジャンヌレのデザイン思想とインドの職人技術を今に継承するインドの工房「ファントム・ハンズ」が、オリジナル図面をもとにリエディションとして再生産したのが、今回の「プロジェクト・チャンディーガル・コレクション」だ。
ファントム・ハンズで製作される家具の特徴は、一つひとつ職人の手仕事で仕上げる「工芸家具」という点でありながら、他の追随を許さない圧倒的な職人の技術と製品のクオリティの高さ。これは世界でも高く評価されている。
日本国内初となる展示受注販売も
本展では、今年インドの工房「ファントム・ハンズ」が復刻および販売を開始した「Low Cane Stool」の日本国内初となる展示受注会を行う。
スツール「Low Cane Stool」は、1950年代にインド・チャンディーガルで、ピエール・ジャンヌレとそのチームがM.L.A(パンジャブ州議会議員)の居住区のためにデザインしたものだ。木部はチーク材で作られており、曲線を用いたフレームには籐編みの座面を装備。座るだけでなく、ラウンジチェアの足置きとしても使用できる。
会期中は、通常展示していないモデル4点が加わり、ファントム・ハンズが製作する「プロジェクト・チャンディーガル」のコレクション15モデル、計17点を一同に展示、受注販売する。
無類のヴィンテージ家具好きには堪らないであろう、同展示会。普段手に入らない品々が一挙に集結するこの機会は見逃せない。
The Launch Event of Low Cane Stool
会期:9月17日(土)〜9月25日(日)※会期中は無休
開催時間:12:00〜17:00(最終入場16:30)
会場:51%Tokyo
所在地:東京都渋谷区代々木5-67-2 前田ビル1F
入場料:無料 ※会期中に限り予約不要
公式サイト:https://pierrejeanneret.jp
(akihiro takeji)