<軽井沢>セゾン現代美術館コレクション展「Art belongs to everyone」で20世紀以降の名作を楽しむ

長野県にあるセゾン現代美術館は、1981年8月「マルセル・デュシャン展」による開館から、昨年40年を迎えた。

41年目となる今年、同館では9月3日(土)から11月23日(水・祝)の期間、コレクション展「Art belongs to everyone(アート ビロングス トゥ エブリワン)」を開催。これまで収集してきた、国内外の20世紀初頭から現代に至る質の高い個性豊かな作品を紹介する。

ワシリー・カンディンスキー《分割−統一》(1934)

ワシリー・カンディンスキー《分割−統一》(1934)

セゾン現代美術館でコレクション展「Art belongs to everyone」を開催

浅間山を背に静かに横たわるセゾン現代美術館。同館は建築家・菊竹清訓氏(1928-2011)により設計された建物だ。

美しく赤錆びた入口の鉄の門にはじまり、小川にかかる二つの橋、遊歩道、植栽など、細部にわたる庭園全体のプランは、戦後を代表する彫刻家・若林奮氏(1936-2003)により制作された。

広大な庭園には数々の彫刻作品が点在し、川のせせらぎを聴きながら、ここでしか味わえない贅沢な時間を過ごせる。

パウル・クレー《北極の露》(1920)

パウル・クレー《北極の露》(1920)

今回のコレクション展「Art belongs to everyone」では、数々の作家が出品。

出品予定作家には、ワシリー・カンディンスキー氏、パウル・クレー氏、マルセル・デュシャン氏、マン・レイ氏、ジョアン・ミロ氏、マーク・ロスコ氏、ジャクソン・ポロック氏、ロイ・リキテンスタイン氏、ジャン.ティンゲリー氏、イヴ・クライン氏、アンディ・ウォーホル氏、ジャスパー・ジョーンズ氏、アンゼルム・キーファー氏、菅井汲氏、堂本尚郎氏、加納光於氏、中西夏之氏、横尾忠則氏、荒川修作氏、宇佐美圭司氏、山本富章氏、大竹伸朗氏、中村一美氏、小林正人氏らなどが名を連ねる。*

今年の秋は少し肩の力を抜いて、軽井沢の自然の中に佇むセゾン現代美術館で「現代美術との出会い」を体験してみては。

Art belongs to everyone
会期:9月3日(土)〜11月23日(水・祝)
会場:セゾン現代美術館
所在地:長野県北佐久郡軽井沢町長倉芹ケ沢2140
開館時間:10:00〜18:00(11月は17:00閉館)※入館は閉館30分前まで
休館日:木曜日(11月3日は開館)
入館料:一般1500円ほか

セゾン現代美術館公式WEBサイト:https://www.smma.or.jp

(IKKI)

* 出品作家は変更になる場合あり