日本の素材をベースとした新たな生活様式“令和モダニズム”を発信するギャラリー「gallery de kasuga」が、キュレーターに美術評論家の南條史生氏を迎えて、素材を軸としたキュレーションにより厳選された作家のコンテンポラリーアートを展示・販売。
10月18日(火)まで伊勢丹新宿店メンズ館8階「イセタンメンズ レジデンス プロモーション」で開催中だ。
日本の素材をベースとした生活様式「令和モダニズム」
ギャラリー「gallery de kasuga(ギャラリー・ドゥ・カスガ)」のオーナー春日秀之氏が掲げる「令和モダニズム」は、日本の素材をベースとして、科学技術立国として培った高度な“技術力”と、歴史と文化が育んだ“感性”が融合して編集した独自な生活様式(ライフスタイル)のこと。
今回キュレーターを務める美術評論家の南條史生氏は、2002年に森美術館開設時に副館長として参画し、のちに館長を務め、現在は特別顧問。国際的な展覧会、審査員の経験も豊富だ。
今回の伊勢丹新宿店メンズ館の展覧会は、2020年秋に南條史生氏のキュレーションによる展覧会「素材―その形と心」をgallery de kasugaで開催したが、その続編となる。
今回の展示会について南條氏は、「アートは素材と技術から出来ている。その半分を占める素材は、作品制作の鍵を握る。素材は植物や生物由来の場合もあるし、鉱物や水のようなものもある。それが想像と創造によって、人の手による人工物に変わる。それがアートだ。アートの対極は自然ということになる。アートに人は思いを込める。アートは自然と人工と想念の間で宙づりになっている」と語る。
“素材コンシャス”という新しい視点でアートを体感できるギャラリー「gallery de kasuga」ポップアップギャラリー展。同ギャラリーが発信する“令和モダニズム”を感じながら、多彩な素材が組み合わさる作品を味わいたい。
「gallery de kasuga」pop-upギャラリー 展示概要
開催期間:2022年10月18日(火)まで開催中
伊勢丹新宿店 メンズ館8階 イセタンメンズ レジデンス プロモーション
所在地:東京都新宿区新宿3丁目14−1
営業時間:午前10時~午後8時
ギャラリー「gallery de kasuga」公式サイト:https://www.hk1896.com/
(MK)
※価格はすべて税込