2016年に、750ml・95,040円という類をみない高価格で発売され話題を集めた山口県の日本酒「夢雀」。
8年間熟成させた初年度の「2016年夢雀」をはじめ、熟成年月と特色の異なる6種類のヴィンテージ夢雀を杜氏がブレンドした純米大吟醸酒、夢雀2022-アッサンブラージュ「MUJAKU WORLD」が6月上旬に世界同時発売予定だ。
ヴィンテージ夢雀の歴史を融合した特別な純米大吟醸酒
一般的な日本酒と違い、5年、10年と、自宅で長期熟成できる“ヴィンテージ日本酒”として、“古酒”とは違う特別な製法で醸造している「夢雀」。
原材料に、伊勢神宮の御神田で誕生した奇跡の米“イセヒカリ”を使い、山口県で最も歴史のある酒蔵・堀江酒場(1764年創業)が1割8分まで磨き上げ、清流錦川の湧き水で仕込んだ純米大吟醸酒だ。
夢雀は、熟成を前提に造られた酒で、低温保存することで、出荷から熟成を経るにつれ、果物のような香りや香ばしさが何層にも折り重なり、角がとれたまろやかな味に変化していく。
6種類の特別ブレンド「MUJAKU WORLD」
海外向けに開発された夢雀は、2016年の発売当初、世界の富裕層が集まる中東ドバイで60万円という価格がついたことで話題となり、その後、年々熟成するごとに味が増す、これまでの日本酒業界にはなかった“ヴィンテージ日本酒”という新ジャンルを確立。
そして今年は、2016年夢雀が、熟成を経て1本646,800円で4月1日に発売された。
今回リリースされる「MUJAKU WORLD」は、熟成年月と特色の異なる、2016年/2018年/2019年/2020年/2021/2022年産と6種類のヴィンテージ夢雀を、杜氏がこだわりを尽くしてアッサンブラージュ(ブレンド)している。
飲み終えたボトルを再資源化し、形を変えて寄贈する
同商品のブルーのボトルに施された華やかなデザインは、フィンランド在住のデザイナー・大田舞氏が手がけたもので、日本古来の伝統行事である「晴れの日」をイメージし、煌びやかな“夢雀の世界”を表現。
この限定ボトルは、2032年12月末までに返却すると、それをガラス作家の手で一つずつ加工し、再資源化してもらえる。
山口県の吹きガラス作家が、一つずつボトルを切り、溶解炉で熱を加えて取り出し、息を吹き込み、道具を使って形を整える。この作業を20回程度繰り返すことで、ボトルの下部は花瓶に、上部は夢雀のシンボルでもある雀を模した可愛らしい作品にアップサイクルされる(10年後の2032年12月末までに返却されたものが有効)。
「MUJAKU WORLD」は、今年6月上旬に世界同時発売予定で、世界限定200本販売のうち、国内では限定50本販売する。特別な酒を味わい、その思い出や記憶を、ライススタイルの中に取り込むという、日本酒の新しい形の楽しみ方を体験しよう。
夢雀2022-アッサンブラージュ「MUJAKU WORLD」
価格:206,800円
アルコール度数:16%
容量:750ml
特設サイト:https://mujaku.world/ja/
※価格は全て税込