大分県・日田市が室町時代より培ってきた「林業」と、江戸時代より一子相伝で受け継がれてきた「小鹿田焼」が融合して、木と日常をつなぐ盆栽鉢『ERASHI(えらし)』が完成。ECサイトにて発売中だ。
“木と日常をつなぐ盆栽鉢”『ERASHI』
生活の一部となる盆栽鉢
江戸時代より、一子相伝で技術継承を行ってきた小鹿田焼の重厚な存在感を出しながら、暮らしの中で活かされる“民藝”ならではの佇まいで、木(植物)を植えた姿が、現代の日常空間に溶け込む盆栽鉢を目指した。
日田市が室町時代より培ってきた林業で、いつも生活とともにあった木を暮らしの空間に引き込む。ともに深い歴史をもつ林業と窯業の2つの資産への想いを融合させた、“木と日常をつなぐ盆栽鉢”ブランドだ。
“木と日常をつなぐ盆栽鉢”として、手に取った人の生活の一部となり、そして2つの資産がそうであったように、これから続く歴史の一部となるような「ERASHI」(えらしい=愛らしい)存在になってほしいと願っている。
日田を表現する『ERASHI』
小鹿田焼が代々守り続けてきた技法「飛び鉋」をベースとし、鉢の形状は日田の盆地を囲む反り立つ山々をイメージし、小さな日田を表現している。
名前の由来は、日田市の方言である「えらしい」。「えらしい」は、愛らしいという意味であり、木(植物)を丁寧に世話し、日々の変化を楽しみ、愛でていくということ。
室町時代より続いてきた林業の街・日田市が続けてきた木や植物との暮らしの楽しみを日田市ならではの言葉で伝える、木を愛でるための盆栽鉢ブランドとして名付けた。
また、ERASHIは「STAY+CAFE ENTO」「奥日田温泉うめひびき」「小鹿田焼の里 坂本窯」「豆田草八」にて展示をしている。盆栽入りの商品が実際に見られるので、立ち寄ってみよう。
日田市の魅力を全国へ。日田市の関係案内所「遠図 ENTO」
「遠図 ENTO」は、日田市の地域資産に関わる人と関係人口とをつなぎ、日田市を盛り上げ全国へとその魅力を発信することを目指し、JR日田市駅に隣接するゲストハウスの運営などを行っている。
日田市の入り口であり、人と地域資産をつなぐ「関係案内所」を目指すENTOは、これまでに日田市と接点のなかった全国の人々が、日田市に興味を持つ最初のきっかけを作りたいという想いから、今回の『ERASHI』の開発に至った。
素敵な盆栽鉢を、日常の中に取り入れてみては。
STAY+CAFE ENTO
所在地:大分県日田市市元町11-1 日田市駅 2F
営業時間:11:00~17:00
URL:https://www.ento-hita.com/
奥日田温泉うめひびき
所在地:大分県日田市大山町西大山 458
URL:https://www.umehibiki.jp/
小鹿田焼の里 坂本窯(制作場所)
所在地:大分県日田市源栄町皿山(小鹿田の里内)
豆田草八
所在地:大分県日田市豆田町12−4
URL:http://www.souhachi.com/hita/index.html
『ERASHI』ECサイト:https://entoshop.thebase.in
(田原昌)
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